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[ ブランディングデザイン ]

自動車会社のブランドステートメント開発事例(7選)

ブランドステートメントは、企業イメージを短い言葉で伝えるためのキャッチフレーズです。その目的は、社員の意識の統一と、企業の理念やビジョンを端的に理解してもらうためのものです。ここに上げた自動車会社のブランドステートメントは、CMや雑誌広告、インターネットなどを通じて広く宣伝されていることもあり、なじみのあるものも多いのではないでしょうか。今回は、そんなブランドステートメントを事例を踏まえながらご紹介させていただきます。


性能向上よりもブランディングが求められている現状

今まではそのメーカーにしか持ち得ない特異性というものがあり、それで自動車を選ぶ傾向がありました。しかし、どのメーカーも技術力が高止まりしており、機能や性能で車を選ぶことが少なくなってきました 。例えば、安全性でボルボが選ばれる時代がありましたが、今では他のメーカーでもボルボと同じ安全性を持ち得るようになりました。そんな中で求められているのは、基本性能よりも所有する喜びやステータスといったブランド価値が強く求められているのです。

ブランドステートメントを開発する3つの理由

● 企業の理念やビジョンを端的に伝えるため
● 社会に対して何が貢献できるかを伝えるため
● 社員の意識の向上と統一をはかるため

社員間の意識を統一するだけでなく、社会に対して自社の取組をアピールすることです。ですから、まずは社員にステートメントを理解・浸透させなければいけません。そして、広く社会に対しては、WEBサイトやSNS、マスメディアを発信源とし、それ以外でもパンフレットや封筒、ポスターなど情報発信物にブランドステートメントを入れておくことが重要なのです。

自動車会社のブランドステートメント開発事例

トヨタ自動車 / トヨタグローバルビジョン

[ 出典 ]トヨタ・企業情報より>https://global.toyota/jp/company/vision-and-philosophy/global-vision/

[ 笑顔のために。期待を超えて。]

人々を安全・安心に運び、心までも動かす。
そして、世界中の生活を、社会を、豊かにしていく。
それが、未来のモビリティ社会をリードする、私たちの想いです。
一人ひとりが高い品質を造りこむこと。
常に時代の一歩先のイノベーションを追い求めること。
地球環境に寄り添う意識を持ち続けること。
その先に、期待を常に超え、お客様そして地域の笑顔と幸せにつながるトヨタがあると信じています。
「今よりもっとよい方法がある」その改善の精神とともに、トヨタを支えてくださる皆様の声に真摯に耳を傾け、
常に自らを改革しながら、高い目標を実現していきます。

本田技研 / ブランドステートメント

[ 出典 ]本田技研・企業情報より>https://www.honda.co.jp/guide/

[ The Power of Dreams ]

Hondaが信じるもの、それは夢。夢は人々に、まだ見ぬ喜びを届けてくれます。
Hondaが創りだすもの、それは新しい価値。
夢をかなえるために、今日も一人ひとりが、チャレンジを続けています。
そして、夢を手にした人々の笑顔が、私たちに次のチャレンジに向かう情熱と勇気を届けてくれる。
The Power of Dreams
Hondaは夢がくれる力を通して、お客様、そして社会と喜びを分かち合っていきます。

日産自動車 / ビジョン

[ 出典 ]日産自動車・会社情報より>https://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/MESSAGE/VISION/

[ 人々の生活を豊かに ]

〈 ミッション 〉

私たち日産は、独自性に溢れ、
革新的なクルマやサービスを創造し、
その目に見える優れた価値を、
全てのステークホルダーに提供します。
それらはルノーとの提携のもとに行って行きます。

スバル / ブランドステートメント

[ 出典 ]スバル・企業情報より>https://www.subaru.co.jp/csr/about.html

[ Confidence in Motion ]

スバルは“Confidence in Motion”を通じて
スバルならではの「クルマのある自由で愉しい生活」を提案し、
自分らしい豊かな人生を求める、
より多くのお客様の期待に応えるために、
自らを革新し続けて いきます。

マツダ / ブランドエッセンス

[ 出典 ]マツダ・コーポレートビジョンより>https://www.mazda.com/ja/about/vision/

[ 走る歓び ]

マツダのブランドエッセンスは「走る歓び」です。私たちマツダがお届けする「走る歓び」とは、単にクルマの走行性能だけではありません。マツダを選ぶことが、自信と誇りにつながる。マツダに乗るたびに、新たな挑戦へと向かう活力が生まれる。クルマだけでなく、マツダに触れる全ての場面が、動くことへの感動を呼び起こし、心がときめく。これら全てが、マツダがお届けしたい「走る歓び」なのです。

スズキ / スローガン

[ 出典 ]スズキ・新スローガンについてより>https://www.suzuki.co.jp/release/a/a981007b.htm

[ 小さなクルマ、大きな未来。 ]

スズキは、1955年にスズライトを発売して以来、一貫して小さなクルマづくりの実績を積み重ねてきた。この豊富な経験とノウハウを注ぎ込んで今回の新型軽自動車を開発した。小さな車はこれからの社会の要請であり、これに沿って、今後とも真に価値のある小さな車づくりを通じて豊かな未来づくりに貢献したい、という意味合いを込めて新スローガンを制定した。

ダイハツ / グループスローガン

[ 出典 ]ダイハツ・会社案内より>https://www.daihatsu.com/jp/company/vision/slogan.html

[ Light you up ]

2017年3月1日に創立110周年を迎えるにあたり、これまでダイハツが培ってきた強みをさらに磨きながら、これからの新しいダイハツが目指す姿を社内外で共有するため、グループスローガンを刷新し、さらにブランドビジョン、ブランドステートメントを策定しました。新スローガン「Light you up」の「Light」には、「光」「軽やかさ」の2つの意味を持たせています。お客様一人ひとりを照らし、きめ細やかな商品やサービスを実現することで、輝いたライフスタイルを提供すること。暮らしや環境への負担が少ないスモールカーで軽やかな気持ちを提供すること。この2つのミッションに、今後も変わらずに取り組み続けることを決意し、その想いを新たなスローガンとして表現しました。

まとめ

ブランドステートメントの具体的な開発事例について述べてきましたが、一番大切なことは、ブランドステートメントが顧客に与えるインパクトの大切さを理解し、魅力的なブランドステートメントを作らなければならないということです。ブランドステートメントを安易に考え何となく作ってしまうと、効果を期待できないだけではなく、逆にブランドイメージを低下させてしまいます。企業は、ブランドのビジョンや理念を伝えることのできるブランドステートメントをしっかりと考え掲げていくことが重要なのです。

【 おすすめ記事 】 食品会社のブランドステートメントの目的と開発事例
https://chibico.co.jp/blog/branding-design/brandstatement-food-050/

【 おすすめ記事 】 ブランドステートメントの開発事例(建設業)
https://chibico.co.jp/blog/branding-design/brandstatement-construction-051/

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