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ブランド戦略とデザインの密接な関係について

[ ブランド戦略 ]

ブランド戦略とデザインの密接な関係について

ブランド戦略とデザインは密接につながっており、それぞれがブランドの価値を形づくる重要な役割を担っています。ブランド戦略は、ブランドのビジョンや目的、目指す姿を定め、どのように認識されたいかという方向性を整理するプロセスです。一方、デザインはその戦略を視覚的に表現し、ブランドのアイデンティティやポジショニングを伝えるために欠かせない手段です。魅力あるデザインは、消費者にブランドの良さを直感的に届け、興味や共感を生み出します。反対に、精度の低いデザインはブランド価値を損ない、印象を弱めてしまうこともあります。本記事では、株式会社チビコでブランディングディレクターをしている筆者が、ブランド戦略とデザインの関係についてわかりやすく解説していきます。


■ ブランド戦略の目的

Objectives

ブランド戦略とは、企業が目的や価値観、理想とするイメージを整理し、それらをもとにブランドを育てていくための方針づくりを指します。ブランド価値をどのように伝えるかという方向性を定めることで、認知度を高めたり、イメージを整えたり、魅力や競争力を強めていくことを目指します。また、ブランド戦略はビジネス戦略やマーケティング戦略とも密接に関わっており、長期的にブランドの価値を高めていくための基盤として機能します。さらに、顧客との関係づくりや体験価値の一貫性を保つうえでも重要な取り組みで、企業が選ばれ続ける理由を明確にする役割も担います。

【 ブランド認知の向上 】

ブランド認知の向上は、新規顧客にブランドを知ってもらうための大事なステップです。広告、SNS、口コミなどを活用し、幅広い層に知ってもらえるように工夫します。認知が広がることで、顧客がブランドに興味を持ちやすくなり、購買につながりやすくなります。特に、ターゲット層に届けやすいチャネルを選ぶことで、より効果的に認知度を高められます。認知度はブランドの成長に不可欠な要素です。

詳細記事:[必読] ブランド認知度を高める3つの方法

【 差別化の明確化

差別化が明確になると、顧客はブランドの独自の価値を理解しやすくなり、競合よりも選ぶ理由が見えやすくなります。たとえば品質やデザイン、顧客サービス、企業理念など、他にはない特徴を丁寧に示すことが効果につながります。こうした差別化要素が整理されたブランドは、顧客の信頼を得やすく、結果としてブランド価値の向上にもつながり、長期的な成長にも良い影響を与えます。

【 顧客ロイヤルティの向上 】

顧客ロイヤルティとは、顧客がブランドに継続して信頼や愛着を感じ、選び続けてくれる関係を築くことです。ロイヤルティの高い顧客は、リピート購入だけでなく紹介を通じてブランドを支えてくれます。ロイヤルティを高めるためには、顧客体験を良くする施策や、特別なサービス、個別の対応、継続的なコミュニケーションなどが役立ち、関係性の質を高めることにもつながります。

引用記事:顧客ロイヤルティとは?顧客ロイヤルティ向上施策&事例を徹底解説

【 一貫性の維持

一貫性の維持とは、あらゆるチャネルでメッセージやデザインを揃えて伝えることです。広告、製品デザイン、顧客対応などに統一感があると、消費者に安心感が生まれます。一貫したブランドイメージは、顧客に「変わらない価値」を感じてもらいやすく、差別化にもつながります。各部門が同じガイドラインを共有しながら取り組むことが大切で、全体の品質も安定しやすくなります。

詳細記事:一貫性のあるブランドメッセージの作り方

【 感情的な結びつきの強化 】

感情的な結びつきとは、顧客がブランドに共感や親しみを感じられる関係をつくることです。商品を提供するだけでなく、ストーリーやメッセージ、ビジョンなどを通じて顧客の感情に届く工夫をします。顧客がブランドに感情的な価値を見つけられると、自然と支持が高まり、長期的なロイヤルティにもつながり、結果的にブランドとの関係をより深めるきっかけにもなります。

詳細記事:エモーショナルブランディングとは?[ 感情に訴えかける手法 ]

■ ブランド戦略とデザインの関係

ブランド戦略とデザインの関係性

【 ブランド戦略を視覚化する役割

ブランド戦略は理念や方向性を言葉で定義しますが、そのままでは抽象的で理解しづらいことがあります。デザインはこれをロゴ、カラー、タイポグラフィ、写真などに落とし込み、誰もが直感的に理解しやすい形へ整理します。視覚化されることで、伝えたいメッセージが社内外に届きやすくなり、ブランドの存在意義や価値を日常的に感じ取れるようになります。さらに、その理解が組織内でも共有されやすくなります。

抽象的な理念をデザインで直感的に整理
ロゴやカラーへ価値観を反映
誰もが理解しやすい形に変換

詳細記事:企業のブランド戦略とは(手法と展開事例)

【 一貫性の担保

デザインはブランド戦略を一貫して表現するための重要な手段です。名刺や広告、Webサイト、店舗空間など、顧客との接点ごとに表現がばらつくと、ブランドの信頼性が揺らぎやすくなります。戦略に沿ってロゴやカラー、トーン&マナーを統一することで、顧客はどの接点でも同じ世界観を感じられます。その積み重ねが、信頼や安心感につながり、ブランド体験の質を高める土台にもなります。

すべての接点で統一された表現を実現
ロゴ・カラー・トーンを体系的に整理
信頼感と安心感を育てる

詳細記事:一貫性のあるブランドメッセージの作り方

【 社内外への浸透手段

ブランド戦略を社内に浸透させ、社外に伝えるうえで、デザインは役割を果たしやすい手段です。社員にとっては理念や価値観を「見える形」で理解でき、日々の行動に結びつきます。顧客や社会に対しては、広告や商品、空間などを通じて直感的に企業らしさを届けられます。デザインは戦略を広げる推進力として機能し、組織全体の意識や方向性をそろえる後押しにもなり、共有も進みます。

社員に理念をわかりやすく伝える
顧客に直感的に「らしさ」を感じてもらう
行動や文化として定着させる助けになる

詳細記事:インナーブランディングとアウターブランディングの違いとは?

【 差別化と独自性の強化

競合が多い市場で戦略を伝えるには、他社と違いを感じてもらえる表現が欠かせません。デザインは戦略で定めた「自社の独自価値」を視覚的に浮き立たせる手段になります。特徴的なロゴやカラーリングは記憶に残りやすく、選択の後押しにもなります。見た目の違いを作るだけではなく、戦略とつながった一貫性のあるデザインによって、ブランドの存在感をより確かなものにできます。

競合と違う印象を視覚的に表現
独自のロゴや色彩で記憶に残す
一貫した表現でブランドの存在感を強める

■ ブランド戦略におけるデザインの役割

ブランド戦略におけるデザインの役割

[ 画像引用 ] Creative Soupより

デザインは、製品やサービス、企業などのビジネスにおいて、重要な役割を担っています。まず、魅力的で視覚的に訴求力のあるデザインは、顧客に強い印象を与え、商品やサービスの認知度を高め、ブランドイメージを形成するために欠かせません。また、製品やサービスの使いやすさや視認性、操作性など、利用者の体験を向上させるUXデザイン、広告やパンフレットのためのグラフィックデザイン、企業やブランドのアイデンティティを表現するブランディングデザインなど、多様な領域があります。デザインはビジネスが成果を上げるうえで大きな価値があり、欠かせない要素といえます。

【 直感的なメッセージの伝達

デザインには、複雑な情報をわかりやすく整理し、直感的にメッセージを伝える役割があります。特に視覚的な要素は言葉以上に印象を残しやすく、ロゴやアイコンがブランドの価値や姿勢を瞬時に伝えてくれます。顧客はデザインを見るだけで製品やブランドの特徴を理解しやすくなり、意思決定をする際のスピードも上がりやすくなります。その結果、情報過多の環境でも選ばれやすくなります。

【 消費者との信頼構築

統一感のあるデザインは、ブランドに対する信頼を育てるうえでも有効です。ブランディング要素が整っていると、顧客は「このブランドは一貫していて安心できる」と感じやすく、再購入や口コミにもつながります。特にデザインが丁寧で高品質な印象を与えると、ブランド全体への信頼感が高まり、結果として他ブランドとの差別化にもつながります。こうした積み重ねは長期的な評価にも良い影響を与えます。

【 ブランド体験の向上

デザインが製品やサービスの使いやすさを高めることで、顧客が感じるブランド体験は良いものになります。UI/UXデザインやパッケージが見やすく扱いやすいと、利用時のストレスが減り、満足度も上がります。デザインを通じて心地よさや便利さを感じられると、ブランドへの好意が強まり、結果的にリピート率の向上にもつながります。こうした体験が積み重なることで、ブランドへの信頼も深まります。

詳細記事 : ブランドエクスペリエンスの重要性と成功事例

【 ブランドの世界観の構築

視覚的なデザイン要素は、ブランド独自の世界観を形づくり、顧客に自然とそのブランドらしさを感じてもらうための手がかりになります。色やレイアウト、フォントなどの組み合わせがブランドの価値観や物語を表現し、一貫した体験として届けられます。こうした統一された表現に触れることで、顧客はブランドに親しみを持ちやすくなり、より深い関係性が生まれます。その積み重ねが信頼にもつながります。

【 競争優位性の強化

独自性のあるデザインは、競争が激しい市場において強みになります。新鮮で特徴のあるデザインは、顧客がそのブランドを特別な存在として認識しやすく、競合との差別化にも役立ちます。顧客は「このブランドならではの表現」としてデザインを記憶し、選択時の後押しにもなり、長期的な競争力の向上にもつながります。さらに、その独自性が継続的に発揮されることで、ブランドの存在感もより安定していきます。

【 ブランド認知の拡大

統一されたデザインは、異なる媒体やプラットフォームでブランドを識別しやすくします。広告、SNS、パッケージ、ウェブサイトなど、どこで見ても一貫したデザインが保たれていると、顧客はすぐにブランドを認識できます。こうした積み重ねによってブランド認知が広がり、接触のたびに印象が強まり、記憶に残りやすくなります。さらに統一感が維持されるほど、ブランドの存在がより自然に受け入れられていきます。

詳細記事:ブランド認知度を高める3つの方法

■ ブランド戦略をデザインにするステップ

ブランド戦略をデザインにするステップ

1. ブランド戦略の整理

最初のステップは、企業の理念・ビジョン・ミッション・価値観・ターゲットを明確に言語化することです。ここが曖昧なままだと、デザインが表面的な装飾にとどまりやすくなります。ブランドの存在意義や目指す方向を定義することで、デザインに込めるべき本質的なメッセージが見えやすくなります。言語化された戦略は、この先の表現すべての基盤となり、一貫性と説得力を持たせるうえで大切な役割を果たします。

ブランドの存在意義、ビジョン、ミッションを整理
ターゲット顧客像(ペルソナ)の定義とインサイトの把握
ブランドポジショニング(市場での立ち位置)の明確化
競合分析と差別化ポイントの確認

2. デザインコンセプト開発

言語化した戦略を基に、ブランドの世界観や顧客に届けたい印象を具体的なコンセプトとしてまとめます。これは「どんな体験を届けたいのか」「どう感じてもらいたいのか」を整理する工程です。コンセプトはブランド表現の軸となり、デザインやメッセージ制作における判断の基準になります。戦略を「言葉」から「物語」へとつなげることで、デザインの方向性がより明確になります。

戦略を「視覚言語」に翻訳する方向性を設定
キーワードやイメージボードで表現軸を探索
ブランド体験全体を貫くデザインストーリーを構築
抽象的な理念を、伝わりやすいコンセプトへ具体化

3. ビジュアルデザインの開発

コンセプトをもとに、ロゴ、カラー、フォント、グラフィックスタイル、写真表現などのビジュアル要素を形にしていきます。これらはブランドの“顔”となり、顧客が「その企業らしさ」を感じる大事なポイントです。単なる見た目のデザインではなく、戦略に基づいた独自性と一貫性を持たせることが求められます。感覚的な印象を整えることで、ブランドの基盤が視覚的に確立されていきます。

ロゴ、カラー、タイポグラフィなど基幹要素を開発
ブランドらしさを伝える独自のビジュアル言語を設定
写真・イラスト・グラフィックの方向性を明確化
一貫性を保つためのデザインガイドラインを整備

詳細記事:VI(ビジュアル・アイデンティティ)とは何か?効果と成功事例

4. タッチポイントへのデザイン展開

完成したビジュアル要素を、Webサイト、広告、パッケージ、店舗、名刺など、顧客接点ごとに展開していきます。どのチャネルでも統一感が保たれていることで、顧客は常に同じブランド体験を得やすくなります。それぞれの接点に合わせて最適化しながらも、全体としての世界観を崩さないことが重要です。こうした積み重ねが、戦略に基づくメッセージを体験として自然に浸透させます。

Web、パッケージ、広告、店舗空間などでデザインを実装
タッチポイントごとに最適化しつつ統一感を維持
デジタルとリアルを跨いだブランド体験を設計
運用や拡張を見据えたシステムデザインを構築

■ デザインを活用したブランド戦略

ブランドデザインを通じて独自性や差別化を伝えていくことは、ブランドの印象づくりにおいて大切です。デザインによって独自性を可視化し、消費者へわかりやすく伝えることで、競合他社との差別化を進めます。また、ブランドデザインを活用することで、消費者のロイヤルティ向上にもつながります。デザインを通して消費者とのつながりを深め、共感を得られると、ブランドに対する継続的な支持が生まれ、長期的な関係づくりにも役立ちます。このように、ブランドデザインを活用した戦略は、ビジュアルアイデンティティの統一、ブランドストーリーの反映、独自性の表現、ロイヤルティを高める方法など、複数の要素が関わります。それらをうまく組み合わせることで、ブランドづくりの成功につながりやすくなります。

1. ブランドアイデンティティの強化

デザインを活用してブランドアイデンティティを強化することは、顧客がブランドの価値や個性を直感的に理解しやすくなるうえでも重要です。ロゴ、カラー、フォント、イメージといった視覚要素がブランドのメッセージを伝え、一貫性や信頼感を高めてくれます。ブランドアイデンティティがしっかりしていると、顧客はブランドに親しみを持ちやすくなり、長期的な関係を築きやすくなります。

ロゴ、カラー、タイポグラフィなど視覚要素を一貫した形で展開
ブランドの「核となる価値」や「世界観」を正確に表現
プロダクトやサービスのトーン&マナーと整合したデザインルールを設定
社内外で共有できるブランドガイドラインを整備し、表現のブレを防ぐ

2. WEBデザインによるブランド体験

WEBデザインは、ブランドの世界観や価値を直接伝える手段であり、ユーザーが初めてブランドと出会う場所になることもあります。UI/UXデザインのわかりやすさやビジュアルの一貫性、直感的な操作性によって、ユーザーは心地よいブランド体験を得やすくなります。サイト全体のデザインがブランドの方向性と一致していると、ユーザーに好印象を与えやすくなり、再訪や購買に結びつく可能性も高まります。

ファーストビューでブランドの個性を直感的に伝える設計
情報設計(UI/UX)をブランドストーリーに沿って構築
カラースキームやフォントを通じてブランドの「感情」を表現
インタラクションや動きの演出で体験を記憶に残しやすくする

詳細記事:ブランドサイトの目的と構築方法とは?

3. SNSにおけるデザイン戦略

SNSでは、視覚的なデザインが顧客の関心を引くうえで大きな役割を担います。InstagramやTwitter、Facebookなど、プラットフォームごとに適したデザインを展開し、統一感のあるビジュアルやメッセージによってブランドの存在感を強めていきます。SNSでのデザイン戦略が機能すると、投稿がシェアされやすくなり、ブランド認知や信頼の広がりにつながり、潜在顧客との関係構築も進みます。

各プラットフォームの特性に合わせたビジュアルデザインを最適化
テンプレートやフレームを活用し、投稿の統一感を確保
動画・モーションデザインでエンゲージメントを高める
ハッシュタグやコピーと連動したビジュアルで拡散力を高める

■ デザインの主な構成要素

デザインの主な構成要素

デザインの要素には、ロゴ、カラースキーム、タイポグラフィ、写真、イラストなどがあります。これらを組み合わせることで、ブランドの独自性や特徴を視覚的に表現できます。ロゴはブランドの象徴であり、顧客に印象を残す重要な要素です。カラースキームはブランドのイメージや価値観を示し、世界観を支える役割を担います。タイポグラフィはフォントやスタイルを通じてブランドの個性を表現し、読み手に与える印象を整えます。写真やイラストはブランドのストーリーやメッセージを視覚的に伝える手段として機能します。これらの要素はブランドを形づくり、顧客にブランドを認識しやすくする助けになります。

1. ロゴデザイン

ロゴはブランドを象徴する主要な要素で、視覚的アイデンティティの中心となります。形状や文字、シンボルの組み合わせによって、ブランドの本質や価値観を瞬時に伝えられます。良いロゴはシンプルで覚えやすく、媒体やサイズを問わず対応しやすい特徴があります。また、長い時間にわたり使える普遍性を備えていることで、ブランドの一貫性や信頼性を支える役割も果たします。

2. カラーパレット

色は感情や心理に働きかけ、ブランドイメージに大きく影響します。統一したカラーパレットを設計することで、視覚的な一貫性が保たれ、ブランドを思い出してもらいやすくなります。たとえば青は誠実さや安心感、赤は情熱やエネルギーを表現するなど、色彩心理を意識することでブランドの世界観をより強められます。バランスの取れた色使いは、ブランド体験をより印象的にします。

3. タイポグラフィ

タイポグラフィは文字選びだけでなく、ブランドの個性やトーンを具体的に伝える重要な要素です。クラシックなセリフ体は伝統性や信頼感を、モダンなサンセリフ体はシンプルさや革新性を感じさせます。フォントの選択に加え、字間や行間の設計が読みやすさや美しさに影響し、全体の印象を左右します。統一されたタイポグラフィは、ブランドの雰囲気を安定して届けることにつながります。

4. グラフィックデザイン

グラフィックデザインはロゴやカラー、タイポグラフィでブランドの世界観を見せる役割があります。アイコンやイラスト、パターン、写真などを活用することで、ブランドの物語を直感的に伝え、顧客との共感を生みやすくなります。また、媒体ごとに最適化しながらも一貫性を保つことで、統合されたブランド体験をつくることができます。印象に残るグラフィックは、ブランドの魅力をより強めてくれます。

■ ブランディングデザインの弊社実績

株式会社チビコは、ブランド戦略からデザインまで一貫して支援し、企業の魅力をわかりやすく伝えるお手伝いをしてきました。独自性を丁寧に整えながら、さまざまな業界の課題に寄り添い、目的に合わせた表現をサポートしています。

 詳細記事 : 株式会社チビコ・ブランディング実績一覧

[ R.T.HEMMA ]
「 毎日を自分らしく、心地よく 〜 Your room, Your Life 〜 」をブランドビジョンに掲げ、インテリアデザインを通して、毎日をより自分らしく、楽しく、心地よいものにしていく企業ブランド。機能、デザイン、低価格、サステナビリティを兼ね備えたサービスをBtoB、BtoCに向けて幅広く展開。

[ 詳細 ] chobico WORKS | R.T.HEMMAより

[ INSIGHT FACTORY ]
「いかにして本音を集めるか」「集めた本音に何を見るか」を独自の知見によって提案し、クライアントと共に、来たる未来を推し量り、切り拓くこと掲げるリサーチ会社のリブランディング。ブランドシンボルは、社名の頭文字である「I」と「F」をモチーフに「どう見るか。なにを見るか。」をデザインで表現。

[ 詳細 ] chobico WORKS | INSIGHT FACTORYより

[ ASBO STAY HOTEL ]
ASBO STAY HOTELは、沖縄県金武町の豊かな自然が残る東海岸に佇む、全室オーシャンビューのリゾートホテル。澄みわたった空気と、清らかな海辺。五感のすべてに響いてくるのは、大自然からのメッセージ。精神と身体を解放することの素晴らしさを知ることのできるホテルです。

[ 詳細 ] chobico WORKS | ASBO STAY HOTELより

[ NIHONN MOBILITY SERVICE ]
NIHONN OIL SERVICEからNIHONN MOBILITY SERVICEへの社名変更に伴うコーポレートアイディンティティ開発。新ブランドのコンセプトは、「新しい移動と技術の進化。モノを超えたサービスとしてのあり方。」モビリティには無限の可能性があることを表現しています。

[ 詳細 ] chobico WORKS | NIHONN MOBILITY SERVICEより

[ CLARTE ]
Clarteとは、フランス語で「光」「輝き」を意味する言葉です。いつも感謝すること。楽しみとユーモアをみつけること。身近な人たちの幸せを願うこと。この3つのコンセプトから生まれたブランドです。ショップ5周年を記念しプレゼントとしてアロマキャンドルにメッセージカードを添えて配布しました。

[ 詳細 ] chobico WORKS | CLARTEより

FAQ-よくある質問

■ ブランド戦略とデザインに関するよくある質問

ブランド戦略とデザインは、企業が魅力を正しく伝え、選ばれる存在になるために欠かせない要素です。ここでは、よく寄せられる疑問に答えながら、その関係性や重要性をわかりやすくまとめました。

[ よくある質問① ]

Q :ブランド戦略とデザインはなぜ一体で考える必要があるのですか?
A :ブランド戦略は、ビジョンや価値、ポジショニングなどを設定しブランドの方向性を定めます。一方、デザインはそれを視覚化し、顧客に直感的に伝える手段です。戦略なしのデザインは見た目だけになり、両輪をセットで開発することが不可欠です。

[ よくある質問② ]

Q :デザインが悪いとどんなリスクがありますか?
A :魅力的でないデザインはブランドの価値を損なうだけでなく、不快感や購買意欲の低下を招く可能性があります。デザインの品質は購買にも直結します。

[ よくある質問③ ]

Q :ブランド戦略が正しいかどうかはデザインから確認できますか?
A :はい。デザインを通じた視覚的なメッセージの伝達、一貫性、世界観の構築、ブランド体験などがブランド戦略を可視化します。すなわち、思考した戦略の見え方を通じて、戦略の正当性も担保されます。

[ よくある質問④ ]

Q :ブランド戦略とデザイン、それぞれ誰が担うべきですか?
A :ブランド戦略はマーケティングや経営戦略の領域、デザインはグラフィック、プロダクトデザインなどの領域が担います。

[ よくある質問⑤ ]

Q :デザインの質をどのようにブランドの強化につなげるのですか?
A :ブランド戦略をビジュアルに落とし込むことで、ユーザーの理解が早まり、信頼や体験向上、差別化、ロイヤルティ向上などへつながります。単なる見た目以上の価値を生むのがデザインの本質です。

checklist-チェックリスト

■ ブランド戦略とデザインに関するチェックリスト

ブランド戦略とデザインが正しく機能しているかを見直すことは、ブランド価値を高めるうえで欠かせません。以下のチェックリストでは、戦略と表現の一貫性を確認し、改善点を把握するための視点をまとめています。

[ ブランド戦略の本質を再確認するチェック ]

⬜︎ ブランド戦略(ビジョン、目的、ポジショニング)が明確に定義されているか?
⬜︎ 戦略がビジネス戦略やマーケティング戦略と連動しているか?
⬜︎ 戦略がブランド認知・差別化・顧客ロイヤルティ・一貫性と結びつきの全てに対応しているか?

[ デザインの役割を戦略にリンクさせるチェック ]

⬜︎ デザインがブランド戦略を視覚的に表現できているか?
⬜︎ デザインが魅力的で、かつ消費者の購買行動を促す設計になっているか?
⬜︎ 反対に、劣ったデザインがブランド価値を毀損していないか?

[ ブランド体験の一貫性を保つチェック ]

⬜︎ デザインが広告・製品・顧客対応など、すべての接点で統一されているか?
⬜︎ ブランドデザインがユーザーのUXを向上させ、好意やリピートにつながっているか?
⬜︎ ブランドが持つ世界観(色、フォント、トーン)が明確で一貫しているか?

記事のまとめ

■ まとめ

ブランド戦略は、企業が目指すビジョン・目的・価値観を言語化し、ブランドのアイデンティティとポジショニングを明確にするための設計図です。それを実際の形に落とし込むのがデザインで、ロゴ、カラー、広告、顧客体験などの視覚要素を通じて「見える形」にしていきます。丁寧に作られたデザインは消費者への印象を強め、購買行動を後押しし、ブランド認知や差別化にもつながります。一方で、デザインの質が十分でない場合はブランド価値を下げてしまい、不快感や売上低下の原因になることもあります。つまり、戦略とデザインは密接に結びついており、戦略が方向性を示し、デザインがその価値を具体化することで、ブランドはより強く、継続的に育っていきます。

株式会社チビコ今田佳司ブランディングディレクター

株式会社チビコ
今田 佳司 (ブランディング・ディレクター)
ブランド戦略とコミュニケーションデザインを掛け合わせることで、企業や商品などのブランド価値の向上や競争力強化に貢献。数多くのブランディングを手がける。

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