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ブランド戦略とデザインの密接な関係について

[ ブランド戦略 ]

ブランド戦略とデザインの密接な関係について

ブランド戦略とデザインは、強い関係性を持っています。ブランド戦略は、ブランドのビジョン、目的、目標を設定するプロセスであり、ブランドのアイデンティティやポジショニングを確立するために必要ですそして、デザインは、ブランドのアイデンティティやポジショニングを視覚的に表現するために不可欠な要素です。優れたデザインは、消費者に魅力的で興味深いブランドを印象付け、消費者の購買行動につなげることができます。逆に、劣ったデザインは、ブランドの価値を下げ、消費者に不快感を与え、販売に悪影響を与える可能性があります。本記事では、株式会社チビコでブランディングディレクターをしている筆者が、ブランド戦略とデザインについて詳しく解説します。


■ ブランド戦略の目的

Objectives

ブランド戦略とは、企業が目的や価値観、イメージなどを設定し、それをもとにブランドを構築・発展させるための戦略のことです。ブランド戦略は、顧客に対してブランド価値を伝えるための方針やアプローチを立てることにより、ブランド認知度を高め、ブランドイメージを改善し、ブランドの魅力や競争力を向上させることを目的としています。ブランド戦略は、企業のビジネス戦略やマーケティング戦略と密接に関連しており、長期的な視点でブランドの価値を最大化することを目指しています。

【 ブランド認知の向上 】

ブランド認知の向上は、新規顧客にブランドを知ってもらう第一歩です。広告、SNS、口コミを通じ、幅広い層に認知させるための戦略を練ります。認知が広がると、顧客がブランドに興味を持ちやすくなり、購買につながります。特に、ターゲット層にアプローチしやすいチャネルを選ぶことで、効果的に認知度を上げることが可能です。認知度はブランドの成長にとって不可欠な要素です。

▶︎ 詳細記事:[必読] ブランド認知度を高める3つの方法

【 差別化の明確化

差別化が明確になることで、顧客はそのブランドの独自の価値に魅力を感じ、競合製品よりも優先して選ぶ理由が生まれます。たとえば、品質やデザイン、顧客サービス、企業理念など、他にはない特徴を具体的に打ち出すことが効果的です。こうした明確な差別化要素をもつブランドは、顧客の信頼を得やすく、ブランド価値が高まる結果をもたらします。

【 顧客ロイヤルティの向上 】

顧客ロイヤルティとは、顧客がそのブランドに対して強い信頼や愛着を抱き、継続的に選び続ける関係を築くための戦略です。ロイヤルティの高い顧客は、リピート購入や他者への推薦を通じてブランド価値を支える存在です。顧客ロイヤルティを高めるためには、顧客体験を向上させる施策や、特別なサービス、個別対応、定期的なコミュニケーションが効果的です。

▶︎ 引用記事:顧客ロイヤルティとは?顧客ロイヤルティ向上施策&事例を徹底解説

【 一貫性の維持

一貫性の維持は、すべてのチャネルで統一されたメッセージやデザインを提供することです。広告、製品デザイン、顧客対応などが統一されていると、消費者に安定した信頼感を与えます。一貫したブランドイメージは顧客にとって「変わらない価値」を感じさせ、他のブランドと差別化される要因となります。各部門が同じガイドラインに基づいて行動することが重要です。

▶︎ 詳細記事:一貫性のあるブランドメッセージの作り方

【 感情的な結びつきの強化 】

感情的な結びつきは、顧客がブランドに対して共感や愛着を感じるような関係を築くことです。単なる商品の提供だけでなく、ストーリーやメッセージ、ビジョンなどを通じて顧客の感情に訴えかけます。顧客がブランドに感情的な価値を見出すと、他のブランドではなくそのブランドを支持しやすくなり、長期的なロイヤルティが生まれます。

▶︎ 詳細記事:エモーショナルブランディングとは?[ 感情に訴えかける手法 ]

■ ブランド戦略とデザインの関係

ブランド戦略とデザインの関係性

【 ブランド戦略を視覚化する役割

ブランド戦略は理念や方向性を言葉で定義しますが、そのままでは抽象的で理解しづらいことがあります。デザインはこれをロゴ、カラー、タイポグラフィ、写真表現などに落とし込み、誰もが直感的に理解できる形に変換します。視覚化によって、企業が伝えたいメッセージが社内外に即時的に伝わりやすくなり、ブランドの存在意義や価値を日常的に体感できる仕組みが生まれます。

抽象的な理念をデザインで直感的に伝達
ロゴやカラーに価値観を反映
誰もが理解しやすい形に変換

▶︎ 詳細記事:企業のブランド戦略とは(手法と展開事例)

【 一貫性の担保

デザインはブランド戦略を一貫して表現するための重要な手段です。名刺や広告、Webサイト、店舗空間など顧客接点ごとに表現が異なってしまうと、ブランドの信頼性が損なわれます。戦略に基づき、ロゴやカラー、トーン&マナーを統一的にデザインすることで、顧客は常に同じ世界観を感じ取ることができます。その一貫性が、ブランドの信頼と安心感を生み出します。

すべての接点で統一された表現を実現
ロゴ・カラー・トーンを体系化
信頼感と安心感を醸成

▶︎ 詳細記事:一貫性のあるブランドメッセージの作り方

【 社内外への浸透手段

ブランド戦略を社内に定着させ、社外に伝える上でデザインは有効な橋渡しとなります。社員にとっては理念や価値観を「目に見える形」で理解できるため、日常の行動に結びつきやすくなります。また、顧客や社会に対しては広告や商品、空間デザインを通じて直感的に「その企業らしさ」を伝えることが可能です。デザインは戦略を浸透させる推進力になります。

社員に理念をわかりやすく伝える
顧客に直感的に「らしさ」を認識させる
行動や文化への定着を促す

▶︎ 詳細記事:インナーブランディングとアウターブランディングの違いとは?

【 差別化と独自性の強化

競合が多い市場で戦略を伝えるには、他社と一線を画す表現が必要です。デザインは戦略で定義した「自社の独自価値」を視覚的に際立たせる手段となります。独自のロゴやカラーリングは顧客の記憶に強く残り、選択時の決定要因になります。単なる見た目の違いではなく、戦略に裏付けられた一貫したデザインがあることで、ブランドは唯一無二の存在感を確立できます。

競合と異なる存在感を表現
独自のロゴや色彩で記憶に残す
唯一無二のブランドを確立

■ ブランド戦略におけるデザインの役割

ブランド戦略におけるデザインの役割

[ 画像引用 ] Creative Soupより

デザインは、製品やサービス、企業などのビジネスにおいて、重要な役割を担っています。まず、魅力的で視覚的に訴求力のあるデザインは、顧客に強い印象を与え、商品やサービスの認知度を高め、ブランドイメージを形成するために必要不可欠です。また、製品やサービスの使いやすさや視認性、操作性など、利用者のエクスペリエンスを向上させるためのユーザーエクスペリエンスデザイン(UXデザイン)や、広告やパンフレットなどのマーケティングコミュニケーションのためのグラフィックデザイン、企業や商品ブランドのアイデンティティを表現するブランディングデザインなど、さまざまな種類のデザインが存在します。デザインは、ビジネスの成功において不可欠な要素であり、ビジネスにとって大きな価値があります。

【 直感的なメッセージの伝達

デザインは、複雑な情報をシンプルにし、直感的にメッセージを伝える役割があります。特に視覚的な要素は言葉を超えて訴求でき、ロゴやアイコンがそのブランドの価値や主張を瞬時に伝えます。顧客はデザインを見ただけで、製品やブランドが提供する価値を理解しやすくなり、意思決定が速まる傾向にあります。

【 消費者との信頼構築

統一感あるデザインは、ブランドに対する信頼感を構築する重要な役割を担います。ブランディング要素が一致していると、顧客は「一貫性があり信頼できる」と感じやすくなり、再購入や口コミにも繋がりやすいです。特に、デザインに高品質やプロフェッショナルな印象があると、ブランド全体への信頼が向上し、他ブランドとの差別化が進みます。

【 ブランド体験の向上

デザインが製品やサービスの使いやすさを向上させることで、顧客のブランド体験がさらに魅力的になります。UI/UXデザインやパッケージのデザインが視覚的に心地よく、操作しやすいと、顧客の満足度が向上します。顧客がデザインを通じて楽しく便利に感じることができれば、そのブランドに対する好意も高まり、リピート率の向上に貢献します。

▶︎ 詳細記事 : ブランドエクスペリエンスの重要性と成功事例

【 ブランドの世界観の構築

視覚的なデザイン要素は、ブランドの独自の世界観を構築し、顧客に特別な体験を提供します。色、レイアウト、フォントなどの組み合わせが、ブランドの物語や価値観を表現し、顧客に一貫した体験を提供することができます。顧客はその世界観に惹かれ、ブランドとのつながりが強化され、ブランドがただの製品以上の価値を持つようになります。

【 競争優位性の強化

デザインのユニークさは、競争の激しい市場での優位性を築く要素です。斬新で他にないデザインは、顧客がそのブランドを特別な存在と認識しやすくなり、競合他社との差別化に貢献します。顧客は「他のブランドにはない特徴やスタイル」としてデザインを評価し、再度そのブランドを選びやすくなるため、長期的な競争力も向上します。

【 ブランド認知の拡大

統一されたデザインは、異なるプラットフォームや媒体でブランドを識別しやすくします。広告やSNS、パッケージ、ウェブサイトなど、どこで見ても一貫性のあるデザインが保たれていると、顧客はすぐにそのブランドを認識できます。ブランド認知が広がりやすくなり、接触するたびにブランドイメージが強化され、顧客の記憶に定着します。

▶︎ 詳細記事:ブランド認知度を高める3つの方法

■ ブランド戦略をデザインにするステップ

ブランド戦略をデザインにするステップ

1. ブランド戦略の整理

最初のステップは、企業の理念・ビジョン・ミッション・価値観・ターゲットを明確に言語化することです。これが曖昧なままでは、デザインは表面的な装飾に終わってしまいます。ブランドの存在意義や目指す方向を定義することで、デザインに込めるべき本質的なメッセージが浮かび上がります。言語化された戦略は、以降の表現すべての基盤となり、一貫性と説得力を生み出します。

ブランドの存在意義、ビジョン、ミッションを明確化する
ターゲット顧客像(ペルソナ)の定義とインサイトの抽出
ブランドポジショニング(市場での立ち位置)の確立
競合分析と差別化ポイントの整理
ブランドの価値観・トーン&マナーの言語化

2. デザインコンセプト開発

言語化した戦略を基に、ブランドの世界観や顧客に与えるべき印象を具体的なコンセプトとして開発します。これは「どんな体験を届けたいのか」「どう感じてもらいたいのか」を明文化するプロセスです。コンセプトはブランド表現の軸となり、デザインやメッセージ制作の判断基準となります。戦略を「言葉」から「物語」へと昇華させることで、デザインの方向性が鮮明になります。

ブランド戦略を「視覚言語」に翻訳する方向性を設定
キーワードやイメージボードを用いた表現軸の探索
ブランド体験全体を貫く一貫性のあるデザインストーリーを構築
抽象的なブランド理念を、デザインで伝わる具体的なコンセプトに変換

3. ビジュアルデザインの開発

コンセプトを基に、ロゴ、カラー、フォント、グラフィックスタイル、写真表現などのビジュアル要素を開発します。これらはブランドの顔となり、顧客が一目で「その企業らしさ」を感じ取る重要な要素です。単なる美的デザインではなく、戦略に裏打ちされた独自性や一貫性を持たせることが求められます。感覚的な印象を統一することで、ブランドの基盤が形となって現れます。

ロゴ、カラー、タイポグラフィなどブランドの基幹要素を開発
ブランドらしさを表現する独自のビジュアル言語を確立
写真・イラスト・グラフィックスタイルの方向性を明確化
デザイン規定(ガイドライン)を設定し、一貫性を担保

▶︎ 詳細記事:VI(ビジュアル・アイデンティティ)とは何か?効果と成功事例

4. タッチポイントへのデザイン展開

完成したビジュアル要素を、Webサイト、広告、パッケージ、店舗、名刺など顧客接点ごとに展開していきます。あらゆるチャネルで統一感を保つことにより、顧客は常に同じブランド体験を得られます。接点ごとの特性に合わせて最適化しながらも、一貫した世界観を維持することが重要です。これにより、戦略に基づくメッセージが体験を通じて浸透していきます。

WEB、パッケージ、広告、店舗空間など、主要な接点ごとにデザインを実装
タッチポイントごとに最適化しながらも、統一感を維持
デジタルとリアルを横断するブランド体験を設計
運用や拡張を前提にしたシステムデザインを構築

■ デザインを活用したブランド戦略

ブランドデザインを通じて独自性や差別化をアピールすることも重要です。デザインによって独自性を表現し、消費者にアピールすることで、競合他社との差別化を図ることができます。ブランドデザインを活用して、消費者のロイヤルティを高めることができます。デザインを通じて消費者とのつながりを深め、共感を得ることができると、消費者はブランドに忠誠心を持ち、長期的な関係性を築くことができます。以上のように、ブランドデザインを活用した戦略は、ビジュアルアイデンティティの統一、ブランドストーリーの反映、独自性の表現、ロイヤルティの高め方など、多様な要素を含んでいます。それぞれの要素を上手く組み合わせることで、ブランディングの成功につなげることができます。

1. ブランドアイデンティティの強化

デザインを活用してブランドアイデンティティを強化することは、顧客がブランドの価値や個性を直感的に理解するために重要です。ロゴ、カラー、フォント、イメージなどがブランドのメッセージを伝え、ブランドの一貫性と信頼感を高めます。ブランドアイデンティティが強固であると、顧客がそのブランドに親しみを感じ、長期的な関係を築きやすくなります。

ロゴ、カラー、タイポグラフィなど、視覚要素を一貫性ある形で展開する
ブランドの「核となる価値」や「世界観」を明確に表現する
プロダクトやサービスのトーン&マナーに合わせたデザインルールを策定
社内外で共有可能なブランドガイドラインを整備し、ブレを防ぐ

2. WEBデザインによるブランド体験

WEBデザインは、ブランドの世界観や価値を直接伝える手段で、ユーザーが初めてブランドと触れる場所となることも多いです。UI/UXデザインやビジュアルの一貫性、直感的な操作性により、ユーザーにとって心地よいブランド体験を提供できます。サイト全体のデザインがブランドと一致していると、ユーザーはそのブランドに好意を持ちやすくなり、再訪や購買につながりやすくなります。

ファーストビューでブランドの個性を直感的に伝えるデザイン設計
情報設計(UI/UX)をブランドストーリーに沿って構築
カラースキームやフォント選択を通じてブランドの「感情」を演出
インタラクションや動きの演出で「体験的な印象」を記憶に残す

▶︎ 詳細記事:ブランドサイトの目的と構築方法とは?

3. SNSにおけるデザイン戦略

SNSでは、視覚的なデザインが顧客の関心を引くための大きな役割を果たします。InstagramやTwitter、Facebookなどのプラットフォームごとに最適なデザインを展開し、統一感あるビジュアルやメッセージを通じてブランドの存在感を高めます。SNSでのデザイン戦略が成功すると、投稿がシェアされやすくなり、ブランド認知や信頼が拡大し、潜在顧客との関係構築が進みます。

各プラットフォームの特性に応じたビジュアルフォーマットを最適化
テンプレートやフレームを導入し、投稿の統一感を出す
動画・モーションデザインを活用し、エンゲージメントを高める
ハッシュタグやコピーと連動するビジュアルで拡散力を高める

■ デザインの主な構成要素

デザインの主な構成要素

デザインの要素には、ロゴ、カラースキーム、タイポグラフィ、写真、イラストなどがあります。これらの要素を組み合わせることで、ブランドの独自性や特徴を表現することができます。ロゴは、ブランドの象徴であり、顧客に印象を与えます。カラースキームは、ブランドのイメージや価値観を表現するために重要な役割を果たします。タイポグラフィは、ブランドの文字のフォントやスタイルを表現するために使用され、ブランドの個性を反映します。写真やイラストは、ブランドのストーリーやメッセージを視覚的に伝えるために使用されます。これらの要素は、ブランドのアイデンティティを表現するために重要であり、顧客にとってブランドを認知しやすくする役割を果たします。

1. ロゴデザイン

ロゴはブランドを象徴する最も重要な要素で、視覚的アイデンティティの中心的存在です。形状や文字、シンボルの組み合わせによって、ブランドの本質や価値観を瞬時に伝える力を持ちます。優れたロゴはシンプルで覚えやすく、媒体やサイズを問わず機能します。また、時間の経過に耐える普遍性を備えていることで、ブランドの一貫性と信頼性を長期的に支えます。

2. カラーパレット

色は感情や心理に直接作用し、ブランドイメージ形成に大きな影響を与えます。統一されたカラーパレットを設計することで、視覚的な一貫性を確保し、ブランド想起を高めることができます。例えば青は誠実さや安心感を、赤は情熱やエネルギーを表現するなど、色彩心理を活用することでブランドの世界観を強化できます。適切なカラーバランスがブランド体験を印象的にします。

3. タイポグラフィ

タイポグラフィは単なる文字選びではなく、ブランドの個性やトーンを具体的に表現する重要な要素です。クラシックなセリフ体は伝統や信頼を、モダンなサンセリフ体はシンプルさや革新性を強調します。フォントの選択に加え、字間や行間の設計が読みやすさや美しさに影響し、全体の印象を決定づけます。統一感のあるタイポグラフィは、ブランドの印象を一貫して伝えます。

4. グラフィックデザイン

グラフィックデザインは、ロゴやカラー、タイポグラフィを補完し、ブランドの世界観を豊かに視覚化する役割を担います。アイコンやイラスト、パターン、写真などを活用することで、ブランドの物語を直感的に伝え、感情的な共感を生み出します。また、媒体ごとに適応しながらも一貫性を維持することで、統合的なブランド体験を提供します。印象的なグラフィックはブランドを強化します。

■ ブランディングデザインの弊社実績

弊社では、多様な業種・規模のクライアント様に対して、ブランド戦略、ロゴデザイン開発、ブランドステートメント策定、名刺・封筒・Webサイトなどのデザイン開発を一貫して手がけています。ネーミングやパッケージ、サインデザインなども包括的に開発しブランドの統一感と差別化を実現しています。

▶︎ 詳細記事 : 株式会社チビコ・ブランディング実績一覧

[ R.T.HEMMA ]
「 毎日を自分らしく、心地よく 〜 Your room, Your Life 〜 」をブランドビジョンに掲げ、インテリアデザインを通して、毎日をより自分らしく、楽しく、心地よいものにしていく企業ブランド。機能、デザイン、低価格、サステナビリティを兼ね備えたサービスをBtoB、BtoCに向けて幅広く展開。

[ 詳細 ] chobico WORKS | R.T.HEMMAより

[ INSIGHT FACTORY ]
「いかにして本音を集めるか」「集めた本音に何を見るか」を独自の知見によって提案し、クライアントと共に、来たる未来を推し量り、切り拓くこと掲げるリサーチ会社のリブランディング。ブランドシンボルは、社名の頭文字である「I」と「F」をモチーフに「どう見るか。なにを見るか。」をデザインで表現。

[ 詳細 ] chobico WORKS | INSIGHT FACTORYより

[ ASBO STAY HOTEL ]
ASBO STAY HOTELは、沖縄県金武町の豊かな自然が残る東海岸に佇む、全室オーシャンビューのリゾートホテル。澄みわたった空気と、清らかな海辺。五感のすべてに響いてくるのは、大自然からのメッセージ。精神と身体を解放することの素晴らしさを知ることのできるホテルです。

[ 詳細 ] chobico WORKS | ASBO STAY HOTELより

[ NIHONN MOBILITY SERVICE ]
NIHONN OIL SERVICEからNIHONN MOBILITY SERVICEへの社名変更に伴うコーポレートアイディンティティ開発。新ブランドのコンセプトは、「新しい移動と技術の進化。モノを超えたサービスとしてのあり方。」モビリティには無限の可能性があることを表現しています。

[ 詳細 ] chobico WORKS | NIHONN MOBILITY SERVICEより

[ CLARTE ]
Clarteとは、フランス語で「光」「輝き」を意味する言葉です。いつも感謝すること。楽しみとユーモアをみつけること。身近な人たちの幸せを願うこと。この3つのコンセプトから生まれたブランドです。ショップ5周年を記念しプレゼントとしてアロマキャンドルにメッセージカードを添えて配布しました。

[ 詳細 ] chobico WORKS | CLARTEより

FAQ-よくある質問

■ ブランド戦略とデザインに関するよくある質問

[ よくある質問① ]

Q :ブランド戦略とデザインはなぜ一体で考える必要があるのですか?
A :ブランド戦略は、ビジョンや価値、ポジショニングなどを設定しブランドの方向性を定めます。一方、デザインはそれを視覚化し、顧客に直感的に伝える手段です。戦略なしのデザインは見た目だけになり、両輪をセットで開発することが不可欠です。

[ よくある質問② ]

Q :デザインが悪いとどんなリスクがありますか?
A :魅力的でないデザインはブランドの価値を損なうだけでなく、不快感や購買意欲の低下を招く可能性があります。デザインの品質は購買にも直結します。

[ よくある質問③ ]

Q :ブランド戦略が正しいかどうかはデザインから確認できますか?
A :はい。デザインを通じた視覚的なメッセージの伝達、一貫性、世界観の構築、ブランド体験などがブランド戦略を可視化します。すなわち、思考した戦略の見え方を通じて、戦略の正当性も担保されます。

[ よくある質問④ ]

Q :ブランド戦略とデザイン、それぞれ誰が担うべきですか?
A :ブランド戦略はマーケティングや経営戦略の領域、デザインはグラフィック、プロダクトデザインなどの領域が担います。

[ よくある質問⑤ ]

Q :デザインの質をどのようにブランドの強化につなげるのですか?
A :ブランド戦略をビジュアルに落とし込むことで、ユーザーの理解が早まり、信頼や体験向上、差別化、ロイヤルティ向上などへつながります。単なる見た目以上の価値を生むのがデザインの本質です。

checklist-チェックリスト

■ ブランド戦略とデザインに関するチェックリスト

[ ブランド戦略の本質を再確認するチェック ]

⬜︎ ブランド戦略(ビジョン、目的、ポジショニング)が明確に定義されているか?
⬜︎ 戦略がビジネス戦略やマーケティング戦略と連動しているか?
⬜︎ 戦略がブランド認知・差別化・顧客ロイヤルティ・一貫性と結びつきの全てに対応しているか?

[ デザインの役割を戦略にリンクさせるチェック ]

⬜︎ デザインがブランド戦略を視覚的に表現できているか?
⬜︎ デザインが魅力的で、かつ消費者の購買行動を促す設計になっているか?
⬜︎ 反対に、劣ったデザインがブランド価値を毀損していないか?

[ ブランド体験の一貫性を保つチェック ]

⬜︎ デザインが広告・製品・顧客対応など、すべての接点で統一されているか?
⬜︎ ブランドデザインがユーザーのUXを向上させ、好意やリピートにつながっているか?
⬜︎ ブランドが持つ世界観(色、フォント、トーン)が明確で一貫しているか?

記事のまとめ

■ まとめ

ブランド戦略は、企業が目指すビジョン・目的・価値観を言語化し、ブランドのアイデンティティとポジショニングを明確化する設計図です。それを実現するのがデザインであり、ロゴ、カラー、広告、顧客体験などの視覚的要素を通じて「見える形」にします。優れたデザインは消費者への印象を強め、購買行動を促進し、ブランド認知や差別化に直結します。一方、デザインの質が低いとブランド価値を損ね、不快感や売上低下を招くリスクがあります。したがって、戦略とデザインは切り離せない関係にあり、戦略が設計内容を定め、デザインがその価値を具現化して初めてブランドは強く持続可能になります。

株式会社チビコ今田佳司ブランディングディレクター

株式会社チビコ
今田 佳司 (ブランディング・ディレクター)
ブランド戦略とコミュニケーションデザインを掛け合わせることで、企業や商品などのブランド価値の向上や競争力強化に貢献。数多くのブランディングを手がける。

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