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ブランドサイトの目的と構築方法とは?

[ ブランド戦略 ]

ブランドサイトの目的と構築方法とは?

ブランドサイトは、企業や商品の魅力をわかりやすく伝え、ブランドの価値を高めるために大切なプラットフォームです。消費者がブランドに初めて触れる場所になることも多く、世界観やメッセージを視覚的かつ一貫した形で届ける役割があります。主な目的は、ブランド認知を広げること、消費者との関係をつくること、そして信頼感を高めることです。また、商品やサービスの情報を丁寧にまとめることで、購買行動にも繋がります。ブランドサイトをつくる際は、ターゲットの理解、メッセージの整理、デザインと使いやすさのバランスが欠かせません。本記事では、株式会社チビコでブランディングディレクターをしている筆者が、ブランドサイトの目的を掘り下げながら、効果的な構築ポイントについて詳しく解説します。


■ ブランドサイトとは?

ブランドサイトとは、企業やサービス、商品の「世界観」や「価値」をわかりやすく伝えるための公式サイトです。単なる情報を並べる場ではなく、ブランドが大事にしている考え方や姿勢を感じ取ってもらうための場所といえます。企業サイトやECサイトとは役割が少し異なり、ブランドサイトは「理解・共感・信頼」を育てることに重きを置いています。ミッションやストーリー、ビジュアル、トーン&マナーを丁寧にまとめることで、ブランドの世界観を自然に体験してもらい、ファンづくりや長期的な支持につなげることを目指します。また、初めてブランドに触れる人にとっての“入口”にもなるため、情報の整理やデザインの質が印象を大きく左右します。SNSや広告が断片的なコミュニケーションだとすれば、ブランドサイトはそれらを束ねる「軸」のような存在です。ブランドがどんな価値を届けたいのかを落ち着いて示すことで、採用・営業・マーケティングなど、幅広い活動の土台として役立ちます。

■ ブランドサイトの4つの目的

NISSANとGREENGUMのブランドサイト

ブランドサイトの目的は、企業や商品の世界観や価値観をわかりやすく伝え、信頼と共感を育てることにあります。単なる情報を並べる場ではなく、理念・デザイン・メッセージがひとつの体験として伝わるようにつくられています。訪れた人が「このブランドは何を大切にしているのか」「どんな体験を届けようとしているのか」を直感的に感じ取れることが大切です。また、ブランド認知の向上だけでなく、顧客との関係づくり、採用や広報などにも役立つ多面的な役割があります。さらに、SNSや広告などのチャネルと連携することで、オンライン上で一貫した体験を届けられ、長期的なブランド価値を支える基盤にもなります。

[ 引用 ] 日産公式ブランドサイトより
[ 引用 ] GREEN GUM公式ブランドサイトより

ブランドサイトの4つの目的

1. ブランドを認知してもらう

ブランドサイトは、まず「知ってもらうこと」から始まります。印象に残るデザインや、一貫したメッセージを通じて、記憶に残るブランドイメージをつくります。SEOやSNSと連動させることで、より多くの人に届きやすくなり、認知の広がりにつながります。また、訪れた人が迷わず情報にたどり着ける導線設計も重要で、スムーズな体験は「また見たい」という気持ちを生みやすくします。こうした積み重ねが、ブランド理解の入り口を整えるうえで大きな役割を果たします。

[ ポイント ]

視覚的に印象に残るデザイン
ぶれないブランドメッセージ
SEOやSNS連動で到達範囲を拡大

詳細記事:ブランド認知度を高める3つの方法

2. ブランドのベネフィットを理解してもらう

存在を知ってもらうだけではなく、「このブランドは何をしてくれるのか」を伝えることが大切です。事例やユーザーの声を交えて、どんな課題を解決できるのか、生活や体験がどう良くなるのかをわかりやすく示します。さらに、背景にある理念や価値観をそっと添えることで、表面的な特徴だけでなく“選ぶ理由”を自然に感じてもらいやすくなります。こうした情報が揃うことで、ユーザーは自分に合うかどうかを判断しやすくなり、ブランドへの理解が一段と深まっていきます。

[ ポイント ]

ブランドの強みをシンプルに提示
実例やストーリーで理解を深める
ベネフィットを具体的に描く

3. ブランドを安心し信頼してもらう

ブランドサイトは、安心感をつくる場所でもあります。誠実で透明性のある情報発信や、品質・サポート体制を示すことで、ユーザーが安心して関わりやすくなります。第三者の評価やメディア掲載は、信頼を補強する材料になります。さらに、実際の利用プロセスや問い合わせ方法などを明確にしておくことで、初めて訪れる人でも迷わず行動でき、ブランドへの不安が自然と薄れていきます。こうした小さな安心の積み重ねが、長く選ばれるブランドにつながります。そして、この姿勢を継続することが信頼の土台になります。

[ ポイント ]

誠実で透明性のある情報発信
品質保証やサポート内容の明示
第三者評価や認証で信頼に厚みを持たせる

4. ブランドへのロイヤルティを向上させる

最終的には、ブランドとの関係を長く続けてもらうことが目標です。会員制度や限定コンテンツ、双方向のコミュニケーションによって参加意識を高め、ブランドへの愛着を育てます。「つながり」を感じてもらえる仕組みが大きなポイントです。さらに、利用者の声を反映したアップデートや、特典などを用意すると、自然と関係性が深まりやすくなります。ブランドの成長を一緒に楽しめる環境をつくることが、長期的なロイヤルティにつながります。こうした循環が心地よい関係性を育てていきます。

[ ポイント ]

会員制度やリワードで関係を深める
限定コンテンツで特別な体験を提供
双方向コミュニケーションで愛着を育む

■ ブランドサイトの5つの構築方法

ターゲットの明確化

1. ターゲットの明確化

ターゲットやペルソナを設定することで、より実感のあるブランドサイトをつくれます。不特定多数の潜在顧客に向けた発信も大事ですが、誰に届けたいのかが曖昧なままだと、どうしても効果がぼやけてしまいがちです。逆にターゲット像がはっきりしていれば、認知から興味、理解、購入といった流れを無理なく設計しやすくなります。また、ターゲットが明確になるほど、他のWebマーケティング施策とも連動しやすくなり、集客のための広告運用などもスムーズに行えます。さらに、言葉選びやデザインの方向性も自然と定まり、ブランドの一貫性を担保しながら成果につながる導線をつくりやすくなります。

カスタマージャーニーの設定

2. カスタマージャーニーの設定

ターゲットを明確にしたら、次に考えたいのがカスタマージャーニーです。カスタマージャーニーとは、消費者が商品を知ってから購入・利用に至るまでの一連の体験を指し、AIDMAやAISASといったフレームワークに整理できます。AIDMAとAISASは流れ自体は似ていますが、AISASにはSNSなどを通じた「Share(共有)」が含まれる点が大きな特徴です。どちらを使うにせよ、こうした消費行動の中でブランドサイトがどんな役割を持つのかをはっきりさせ、その役割に合わせてコンテンツや仕組みを整えていくことが、効果的なブランドサイトづくりにつながります。こうした整理があるだけで戦略の精度も自然と高まります。

詳細記事:ブランドエクスペリエンスの重要性とは?

ブランドイメージの決定

3. ブランドイメージの決定

ブランドとしてどのように感じてもらいたいか、または既存イメージをどう成長・変化させたいのかを整理し、その方向性をブランドサイトの表現に落とし込んでいきます。ブランドイメージを固めるには、自社内の意見を整えるだけでなく、顧客へのヒアリングや競合調査、市場分析なども欠かせません。第三者の視点やデータをもとに、今の段階で消費者がどんな印象を持っているのかを把握したうえで、自社の魅力をどう伝えるか、どんなイメージを発信していくかを明確にしていくことが大切です。また、このプロセスを定期的に見直すことで、市場の変化や顧客ニーズに合ったアップデートもしやすくなります。

詳細記事:ブランドイメージを高めるデザインの重要性と一貫性

コンテンツとデザインの作成

4. コンテンツとデザインの作成

次に、決めたブランドイメージに沿ってブランドサイトのビジュアルやコンテンツを形にしていきます。ブランドカラーやロゴ、商品・サービスのデザインなどを整理し、「どう感じてもらいたいか」がきちんと伝わる表現になっているかを意識します。イメージがブレないよう、全体の統一感も大切です。また、デザインや内容が競合としっかり差別化できているか、そしてブランドサイトに持たせたい役割を果たしているかも確認しながら進めていくことが重要です。さらに、目的の情報へ迷わず進める導線や、読みやすさ・操作しやすさにも気を配ることで、ブランドの魅力がより自然に伝わるサイトになります。

サイトの管理と運用

5. サイトの管理と運用

ブランドサイトは、完成したら終わりではありません。アナリティクスやアクセス解析、各種マーケティングツールで得たデータをもとに情報を蓄積し、より効果的なサイトになるよう改善や調整を続けていく必要があります。むしろ、ブランドサイトの公開は運用のスタートと言えます。どうすれば潜在的な顧客にもっと届くのか、どんな工夫が興味関心につながるのか、そしてどう伝えれば理解が深まるのかを試しながら、育てていく姿勢が大切です。さらに、ユーザー行動の変化や市場のトレンドを踏まえて柔軟に更新していくことで、サイト自体の価値も継続的に高めていけます。

■ ブランドサイトとコーポレートサイトの目的の違い

ブランドサイトとコーポレートサイトの目的の違い

左:ブランドサイト 右:コーポレートサイト

どちらも企業のサイトではありますが、目的が異なるため区別して考えられることが多いです。コーポレートサイトは「どんな企業なのか」を示すことが主な役割です。商品やサービスの紹介などマーケティングにつながる要素を含む場合もありますが、一般的には企業の認知向上や、IR・採用・事業内容といった各種情報を開示することで、信頼や安心につなげることを目的としています。一方でブランドサイトは、ブランドや商品・サービスの価値を消費者に伝え、企業・組織としての魅力や市場での立ち位置を強めることが中心になります。さらに、感情的なつながりやブランド体験を育てる場としての機能も担い、長期的なファンづくりに向けた役割を持つことが特徴です。

【 ブランドサイトの目的 】

ブランドサイトは、ブランドのイメージや価値を視覚的に表現し、消費者にまっすぐ伝えることを目的としています。商品の魅力やサービスの独自性をしっかり見せることで興味を引き、ブランドとの感情的なつながりを育てます。ブランドのストーリーやターゲットに合わせたコンテンツを揃え、デザインや語り口もブランドに寄せて統一することで、理念や特徴を自然に理解してもらいやすくなります。また、SNSとの連携やキャンペーン発信を通じて、ブランドとの関わりを増やす場としても機能します。

ブランドの世界観や価値観を体験できる
製品・サービスの魅力やベネフィットを感情的に伝える
ファンや顧客とのつながりを深め、愛着を育む
認知・共感・信頼へつなげる「ブランド体験の場」になる

【 コーポレートサイトの目的 】

コーポレートサイトは、企業全体の情報を正しく届け、信頼性を高めることが目的です。企業概要、沿革、ビジョン、CSR、採用、財務情報などをまとめ、株主・求職者・取引先など幅広いステークホルダーに向けて透明性のある情報を発信します。企業の姿勢や社会的役割を明示し、安心して関われる企業であることを示す場でもあります。また、最新ニュースや公式発表を届ける広報の拠点としての役割も担います。さらに、社会的信用を築く基盤として機能し、企業活動全体を理解してもらうための入り口にもなっています。

会社情報(沿革・理念・事業内容)を正確に伝える
投資家・採用候補者・取引先など多様な相手に向けて情報公開
企業としての信頼性と透明性を示す
公式なニュースや発表を届ける中心拠点になる

[ 引用 ] DENSO公式コーポレートサイトより

■ ECサイトの目的

ブランドサイトとECサイトの目的の違い

ECサイトは、オンライン上で自社の商品やサービスを販売し、利益を生み出すことを目的としたプラットフォームです。近年は、ブランドサイトとECサイトを統合するケースも増えており、消費者が興味を持ったタイミングで、時間や場所を問わず購入まで進められる導線づくりがしやすくなっています。統合することで、同一ドメインでページを構築でき、リンク配置やLP設置などのWebマーケティング施策も展開しやすく、SEOにも良い影響を与えやすくなります。また、ブランドサイトが担う「価値を伝える表現」と、ECサイトの「購入できる仕組み」を組み合わせることで相乗効果が生まれ、売上の伸びや収益性の向上にもつながりやすくなります。こうした統合設計は、ユーザー体験をより自然で滑らかなものにする点でも有効で、長期的なブランド成長にもプラスに働きます。

【 ECサイトの目的 】

ECサイトの目的は、顧客に商品やサービスをオンラインで提供し、ストレスのない購買体験を届けることです。ユーザーはどこからでもアクセスでき、商品の閲覧・比較・購入までを一連の流れで行えます。企業にとっては、商品の露出拡大や売上向上、新規顧客獲得につながるほか、購入履歴や行動データを活用したマーケティングや在庫管理の最適化にも役立ちます。さらに、会員制度やポイント施策などを組み合わせることでリピーターを育てやすくなり、継続的な収益確保にもつながる点が大きな特徴です。

商品の販売促進:オンラインで直接売上をつくる場
購買体験の最適化:迷わず選んで買える導線設計
商品情報の提供:価格・仕様・レビューなど判断材料を整理
顧客データの活用:行動データをマーケティングに反映
リピーター育成:会員制度やポイントで継続利用を促す
ブランド接点の拡大:オンラインで新規ユーザーに届きやすくする

[ 引用 ] 資生堂公式ブランドサイトより
[ 引用 ] 資生堂ECサイトより

■ ブランドサイトの弊社開発実績

株式会社チビコは、これまで多様なブランドサイトの開発に携わり、企業の世界観や価値を伝える設計を数多く手がけてきました。ブランドの魅力を正しく伝え、ユーザーに自然と共感が生まれる導線づくりを重視し、目的に合わせた最適なサイト構築をサポートしてきた実績があります。

[ R.T.HEMMA ]
「 毎日を自分らしく、心地よく 〜 Your room, Your Life 〜 」をブランドビジョンに掲げ、インテリアデザインを通して、毎日をより自分らしく、楽しく、心地よいものにしていく企業ブランド。機能、デザイン、低価格、サステナビリティを兼ね備えたサービスをBtoB、BtoCに向けて幅広く展開。

[ 詳細 ] chobico WORKS | R.T.HEMMAより

[ INSIGHT FACTORY ]
「いかにして本音を集めるか」「集めた本音に何を見るか」を独自の知見によって提案し、クライアントと共に、来たる未来を推し量り、切り拓くこと掲げるリサーチ会社のリブランディング。ブランドシンボルは、社名の頭文字である「I」と「F」をモチーフに「どう見るか。なにを見るか。」をデザインで表現。

[ 詳細 ] chobico WORKS | INSIGHT FACTORYより

[ DOME ATHLETE HOUSE ]
ドームアスリートハウスは、最新の専門的かつ科学的な情報を提供し、日本のトップアスリートをソフト面から支える、世界最高水準のパフォーマンス開発機関です。日本のスポーツ全体を世界トップレベルへと引き上げ、活性化させることで豊かで活気のある社会づくりに貢献していくことを掲げるブランドです。

[ 詳細 ] chobico WORKS | DOME ATHLETE HOUSEより

[ iCELL BANK ]
iCELL BANKは、iPS細胞技術を活用し、個々の患者に最適な治療法を提供するブランドです。HLAタイプやウイルス抗体の有無を知ることで、病気リスクや効果的な治療法を予測し、将来の健康に備えます。また、iPS細胞を保管することで、再生医療やオーダーメイド医療を実現し、個人の健康資産を形成します。

[ 詳細 ] chobico WORKS | iCELL BANKより

[ ASBO STAY HOTEL ]
ASBO STAY HOTELは、沖縄県金武町の豊かな自然が残る東海岸に佇む、全室オーシャンビューのリゾートホテル。澄みわたった空気と、清らかな海辺。五感のすべてに響いてくるのは、大自然からのメッセージ。精神と身体を解放することの素晴らしさを知ることのできるホテルです。

[ 詳細 ] chobico WORKS | ASBO STAY HOTELより

FAQ-よくある質問

■ ブランドサイトに関するよくある質問

ブランドサイトについて寄せられる質問は多く、目的や役割の違い、制作時のポイントなど誤解されやすい部分もあります。よくある疑問をまとめ、分かりやすく整理しました。

[ よくある質問① ]

Q :ブランドサイトって何のために作るんですか?
A :ブランド認知の向上、消費者との関係構築、ブランドへの信頼醸成に加え、商品・サービスの明確な情報提供から購買行動まで導く重要なプラットフォームです。

[ よくある質問② ]

Q :ブランディングとコーポレートサイトは何が違うの?
A :コーポレートサイトは企業概要や採用情報の提供が主目的。一方、ブランドサイトは企業の世界観とメッセージを一貫して伝え、ブランド価値向上を狙う戦略拠点です。

[ よくある質問③ ]

Q :サイト構築で欠かせない3つの要素とは?
A : ①ターゲットユーザーの理解、②明確なブランドメッセージ、③デザインとユーザビリティを両立させた設計。この3点を軸に構築すべきです。

[ よくある質問④ ]

Q :SEOやSNSとの連携が推奨される理由は?
A :ブランドサイトへのアクセスを増やし、より多くの人にブランド認知を届けるため。SEOとSNSの活用は、初接点でのブランド浸透に不可欠です。

[ よくある質問⑤ ]

Q :オウンドメディアとの違いって何ですか?
A :オウンドメディア(例:土屋鞄のサイト)はブランド世界観や哲学を深めて伝える役割が強く、ブランドサイトはより目的が広く「認知」「購買」「信頼」への導線を包括します。両者を連携させると、ファン育成にも効果的です。

checklist-チェックリスト

■ ブランドサイトの目的と構築方法に関するチェックリスト

ブランドサイトをつくる際は「感覚」だけで進めると機能しにくくなります。目的に合った設計ができているか判断するためのチェックポイントを、分かりやすく整理しました。

[ ユーザー理解のチェック ]

⬜︎ ターゲットユーザー像(年齢層・ニーズ・行動パターン)が明確に設定されているか?
⬜︎ ユーザーの購買行動や情報接触の流れ(顧客ジャーニー)に沿った導線設計になっているか?
⬜︎ ブランドの「世界観」や「価値」がターゲットに対して適切に共感される表現設計か?

[ メッセージ設計のチェック ]

⬜︎ ブランドサイトで伝えるべきブランド認知、価値提供、信頼構築が整理されているか?
⬜︎ ブランド独自のメッセージが明確で、視覚・文言で一貫して伝わっているか?
⬜︎ 読者に「購入したくなる」「共感したくなる」感情を喚起するメッセージ構造が設計されているか?

[ デザイン・UXのチェック ]

⬜︎ 視覚デザインがブランドの世界観に即し、一貫性がある(ロゴ・カラー・トーンなど)か?
⬜︎ ブランドサイトのデザインはユーザビリティを損なわず、美しさと使いやすさが両立しているか?
⬜︎ SEO対策・SNSとの連携が施され、検索流入や拡散設計の仕組みが設けられているか?

[ 運用・改善のチェック ]

⬜︎ コンテンツの更新計画や会員制度・ニュース配信など顧客接点の仕組みが設計されているか?
⬜︎ KPI(アクセス数、滞在時間、CVR)を用いた効果測定と改善サイクルが設定されているか?
⬜︎ ブランドサイトとECやコーポレートサイトとの連携が設計され、誘導構造が最適化されているか?

記事のまとめ

■ まとめ

ブランドサイトは、企業や商品と消費者が出会う最初の接点としてとても重要です。一貫した世界観やメッセージを示すことで、ブランド認知を広げ、関係を深め、信頼を育てる役割があります。さらに、商品の詳細情報を届けることで、購買につながる流れも自然につくれます。構築時に大切なのは、ターゲットユーザーの理解、ブランドの軸となる明確なメッセージ、そして見やすさと使いやすさを両立したデザインです。SEOやSNSとの連携で訪問者を増やし、心地よい体験を整えることで成果が生まれます。ブランドサイトは、ただ情報を置く場所ではなく、ブランドの姿勢をきちんと形にし、これから出会う顧客との信頼関係を築くための大事な基盤だと言えます。

株式会社チビコ今田佳司ブランディングディレクター

株式会社チビコ
今田 佳司 (ブランディング・ディレクター)
ブランド戦略とコミュニケーションデザインを掛け合わせることで、企業や商品などのブランド価値の向上や競争力強化に貢献。数多くのブランディングを手がける。

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