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リブランディングのタイミングとは?進め方と成功事例

[ ブランド戦略 ]

リブランディングのタイミングとは?進め方と成功事例(国内外)

企業活動を続けていると、いつしかブランドの鮮度が落ち、市場や顧客の変化に追いつけなくなることがあります。そのまま放置してしまえば、徐々に存在感が薄れ、売上の減少や顧客離れにつながる可能性もあります。こうした状況を立て直す鍵になるのが「リブランディング」です。リブランディングは、ただ見た目を変える作業ではなく、企業の価値やポジショニングを見直し、再び市場にしっかり訴求するための大きな機会です。ただし、取り組むタイミングを誤ると、効果が出にくくなるリスクもあります。本記事では、株式会社チビコでブランディングディレクターをしている筆者が、リブランディングに適したタイミングと、成功へ導くポイントを実例を交えながら詳しく解説します。


■ リブランディングのタイミングとは?

リブランディングのタイミングとは?

1. 売上や認知度が伸び悩んだ時

売上や認知度の停滞は、ブランドが市場やお客さまとの関係の中で少し弱まっているサインかもしれません。商品やサービスに問題がなくても、ブランドの伝え方や印象が時代の流れや価値観の変化に合わなくなっていることがあります。特にSNSやデジタルが進化する中で、人々が共感するポイントは常に変化しています。昔のデザインやメッセージがやや古く感じられたり、他ブランドに埋もれてしまうこともあります。そんな時こそ、リブランディングによって「いまの時代にどう価値を届けるか」を見直すことで、ブランドが再び動き出すきっかけになります。ほんの少し方向を整えるだけでも、再び注目される流れを生むことはよくあります。小さな改善の積み重ねが、大きな再評価につながることもあります。

詳細記事:ブランド認知度を高める3つの方法

2. 事業内容やターゲットが変化した時

ブランドは事業の方向性とともに変化していくものです。新しい市場への参入やターゲットの変化があるのに、ブランドの表現が以前のままだと、少し違和感が出てしまいます。たとえば、BtoB中心だった企業がBtoCへ展開したり、若い層を狙い始めたりすると、これまでのメッセージでは伝わりづらくなることがあります。そんな場面でリブランディングを行うと、新しい方向性を正しく伝える助けになります。ブランドの理念やデザイン、メッセージを今の事業に合わせて整理し直すことで、社内外の理解も深まり、一体感が生まれやすくなります。変化をきっかけにブランドを整えることは、前へ進む力につながります。方向性の変化を素直に受け止め、柔軟に進化させる姿勢が、信頼を育てる基盤になります。

3. 競合との差別化が難しくなった時

市場が成熟してくると、競合との違いが見えづらくなる場面が増えていきます。多くの企業が似たような言葉やビジュアルを使う中で、「なぜこのブランドを選ぶのか」がぼやけてしまいます。そうなると、価格やキャンペーンに頼りがちになり、ブランドの魅力が伝わりにくくなります。リブランディングは、単に見た目を変える作業ではなく、自分たちの強みや個性を改めて掘り下げて、「らしさ」を整理し直すプロセスです。自社の文化や想い、提供している体験を丁寧に見つめ直すことで、自然と差別化の軸が見えてきます。無理に競争するのではなく、自分たちの魅力をわかりやすく示すことがしやすくなります。その結果、ブランドの信念や世界観がより明確に伝わるようになります。こうした積み重ねが力になります。

4. 市場環境が変化したとき

社会やテクノロジー、消費者の価値観は常に変化しています。サステナビリティへの意識、デジタル体験の重視、個性の尊重など、ほんの数年で価値基準が大きく変わることもあります。こうした変化にブランドが追いついていないと、「昔のまま」という印象を持たれやすくなります。リブランディングは、時代の変化に合わせてブランドを更新する良いきっかけです。流行を追うというより、「今の時代における自分たちの位置づけ」を改めて考える作業になります。変化を受け入れながら見直すことで、新しい顧客や共感を得られるチャンスも広がります。ブランドを時代とともに育てていく前向きな選択と言えます。こうした姿勢が、長く愛されるブランドを支える力になります。日々の変化を丁寧に捉える姿勢も大切です。

■ リブランディングの進め方

リブランディングの進め方

1. 現状分析と課題抽出

リブランディングを進めるうえで、まず現状分析と課題抽出が欠かせません。自社ブランドの資産や市場での位置づけ、競合状況を整理し、顧客ニーズとのズレを把握します。売上データや顧客インサイト、SNS評価などを多面的に調査し、「認知」「競争力」「共感」の課題を具体的に拾い上げます。課題を優先度ごとに整理することで、リブランディングの方向性をより明確に設定できます。

ポイント

  • 売上、顧客層、競合状況、ブランド認知度などのデータを収集・分析
  • ブランドの現状ポジションを明確に把握する(市場・顧客・社内視点)
  • ブランドイメージや体験に関するアンケート・ヒアリングを実施
  • 課題を整理し、リブランディングの必要性を明確化

詳細記事:ブランディングにリサーチと分析が重要な理由とは?

2. ブランド戦略の再構築

ブランド戦略の再構築では、まずブランドの存在意義を整理し、ミッション・ビジョン・バリューを改めて確認します。そのうえで、ターゲット層や市場ポジションを見直し、競合との差別化ポイントを設定します。ブランドストーリーをまとめ、顧客が共感しやすいメッセージを設計します。ビジュアルやコミュニケーションの方向性も整えることで、全体の統一感が生まれ、市場での独自性がより伝わりやすくなります。

ポイント

  • ブランドの存在意義を再定義
  • ミッション、ビジョン、バリューを再確認・再設定
  • 差別化ポイントを明確化
  • 新しいターゲット層と市場ポジションを策定
  • 共感につながるブランドストーリーを設計

詳細記事:企業のブランド戦略とは(手法と展開事例)

3. ブランドアイデンティティの開発

ブランドアイデンティティの開発では、ブランドの価値や世界観を視覚と言葉で形にしていきます。ロゴ、カラー、フォントなどのビジュアル要素を再構築し、個性をより自然に引き出します。同時に、タグラインやメッセージのトーン&マナーも整え、一貫したコミュニケーションにつなげます。さらにブランドガイドラインをまとめることで、社内外で表現を統一し、あらゆる接点で同じブランド体験を届けられます。

ポイント

  • 新しいブランド名、タグライン、スローガンの検討
  • ロゴ、カラー、フォント、写真トーンなどビジュアルを再設計
  • ブランドガイドライン(VI・CIマニュアル)を策定
  • ブランドメッセージを一貫性のあるトーンで統一

詳細記事:VI(ビジュアル・アイデンティティ)の目的と開発ステップ
詳細記事:ブランドガイドラインの作り方や構成内容と成功事例6選

4. 社内浸透と体制構築

リブランディングを形にするには、社内浸透が欠かせません。経営陣から現場までブランドの理念や方向性を共有し、同じ理解を持てる状態を作ります。ワークショップなどを行い、社員一人ひとりがブランドを体現しやすい体制を整えます。名刺や社内資料などのツールも新ブランドへ統一し、組織全体で一貫した表現を保ちます。社内にブランドが根付くことで、外部への発信力や顧客体験の質も高まりやすくなります。

ポイント

  • 経営陣から現場までブランド理解を共有
  • ブランドトレーニングやワークショップを実施
  • 社内資料・名刺・メール署名など内部ツールを統一
  • 社員の意識を高める仕組みを導入

詳細記事:インナーブランディングとは?その目的と進め方と成功事例

5. 外部発信と実行フェーズ

外部発信と実行フェーズでは、新しいブランドを市場に届ける施策を展開します。Webサイト、SNS、広告などのチャネルを新ブランドに合わせて更新し、一貫したメッセージを発信します。ローンチイベントやキャンペーンで話題を生み、認知拡大を狙います。また、店舗・パッケージなど顧客接点を整え、ブランド体験の質を高めます。こうした取り組みを重ねることで、市場での存在感が高まります。

ポイント

  • Webサイト・SNS・広告など外部チャネルを刷新
  • プレスリリースやイベントでリブランディングを発表
  • 店舗・パッケージ・CSなど顧客接点を統一
  • 新ブランドメッセージを広げる施策を展開

詳細記事:一貫性のあるブランドメッセージの作り方
詳細記事:ブランドサイトの目的と構築方法とは?

■ リブランディングのメリットとリスク

リブランディングのメリットとリスク

リブランディングのメリット

リブランディングは、ブランド価値を高め、ポジションを築くための有効な手段です。競合との差別化を強化し、新しいターゲット層にもアプローチしやすくなります。ビジュアルやメッセージを見直すことで認知度が向上し、顧客との共感が生まれ、ブランドロイヤルティの向上にもつながります。また、社内のブランド意識をそろえることで、社員のモチベーションや採用力の向上にもつながります。さらに、方向性が明確になることで、経営判断やマーケティング施策の精度が高まり、成長の土台をつくりやすくなります。

戦略面のメリット

  • 市場でのポジション強化:競合との差別化を明確にし、独自の立ち位置を整えやすくなる
  • ブランド価値の向上:世界観や存在意義を再定義し、市場からの評価を高めやすくなる
  • 新規市場・ターゲット開拓:新たな顧客層へのアプローチや事業領域拡大のきっかけになる
  • 時代適応力の向上:社会変化やトレンドに合わせた刷新で、古い印象を自然に払拭できる

顧客面のメリット

  • 認知度の向上:新しいビジュアルやメッセージで露出が増え、想起されやすくなる
  • 顧客ロイヤルティ強化:ブランドストーリーや価値観の再構築で共感を得られ、ファン育成につながる
  • 顧客体験の最適化:Web、店舗、パッケージなど接点を統一し、満足度を高めやすくなる
  • ブランドイメージ刷新:古い印象やネガティブなイメージを見直し、新鮮で魅力的な印象を与えられる

社内面のメリット

  • 社員のブランド意識向上:理念やビジョンを再整理し、共通認識が持ちやすくなる
  • 採用力の強化:企業イメージ向上により、優秀な人材が応募しやすくなる
  • 社内コミュニケーション活性化:リブランディングを通じて部門間の連携が進みやすくなる
  • ブランド体現文化の醸成:社員がブランドを理解し、日常業務で自然に反映しやすくなる

リブランディングのリスク

リブランディングは効果が大きい一方で、進め方を誤るとブランド価値を損ねる可能性があります。ロゴや名称を変更すると、これまで積み上げた認知や信頼が弱まる場合があります。また、既存顧客が変化を受け入れられず離れてしまう恐れもあります。さらに、ロゴ刷新や広告展開、Webサイト改修には時間とコストがかかり、費用対効果が合わないケースもあるため慎重な計画が欠かせません。リブランディングは勢いだけで行うものではなく、目的や背景、影響範囲を整理して段階的に進める姿勢が成功につながります。

戦略面のリスク

  • ブランドアイデンティティの混乱:方向性が曖昧だと価値が伝わりにくくなる
  • 既存ブランド資産の毀損:ロゴや名称変更で、積み上げた認知・信頼を失う可能性
  • 市場との不一致:新戦略が市場のニーズとズレると、ブランド力が下がる恐れ
  • 過剰投資のリスク:刷新にかかる費用が大きく、成果が見合わない場合もある

顧客面のリスク

  • 既存顧客の離反:従来の「らしさ」が失われると、顧客が離れる可能性
  • メッセージの誤解:新しい表現がターゲットに伝わらず混乱を招く場合がある
  • 一時的な認知低下:名称変更やデザイン刷新で、ブランド認知が薄れる恐れ
  • 体験の不整合:Web・店舗・広告で新旧の表現が混在し、一貫性が崩れるリスク

社内面のリスク

  • 社員の理解不足:社内浸透が不十分だと、現場で新方針が生かされにくい
  • オペレーションの混乱:名刺・資料・システム更新が遅れ、業務効率が落ちる可能性
  • モチベーション低下:ブランド変更への納得が得られないと、士気に影響が出る
  • 部門間の対立:方針の違いで、マーケ・営業・デザインなどの間に摩擦が生まれやすい

■ リブランディングの成功事例(国内編)

富士フイルムのリブランディング成功事例

【 富士フイルム | リブランディング成功事例 ]

フィルムから「総合ヘルスケア企業」へ転換。ブランド自体の再定義に成功。

写真フィルム需要が激減する中、富士フイルムは生き残りをかけて大胆なリブランディングに踏み切りました。自社が持つ化学技術やナノテクノロジーの知見を活かし、医療・ヘルスケア・高機能素材・化粧品といった新領域へ事業を広げています。「NEVER STOP」のスローガンのもと、挑戦を続ける姿勢を発信し続けています。現在では、化粧品ブランド「アスタリフト」や医療用画像診断機器などで高い評価を得ており、かつてのフィルム会社という枠を越えた、事業変革型リブランディングの成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • フィルムから医療・ヘルスケアへ事業転換
  • 既存技術資産を異分野へ展開
  • NEVER STOPの一貫したブランド発信
  • 新領域でも高いブランド評価を獲得
  • 危機を好機に変えた戦略的リブランディング

[ 出典 ] 富士フイルム公式サイト/IR資料より

キユーピーのリブランディング成功事例

【 キユーピー | リブランディング成功事例 ]

創業100年を機に、「愛される生活ブランド」として感性訴求を強化。

創業90周年を迎えたキユーピーは、ブランドの存在意義を改めて整理し、「愛は食卓にある」を新たなコーポレートスローガンとして導入しました。従来のマヨネーズメーカーという枠を越え、「食と健康」を軸にしたブランドメッセージを強めています。新CI・ロゴデザインに加え、広告ビジュアルや商品パッケージ、ウェブサイトでも一貫した表現を重視。家族の健康や食卓での豊かな時間を意識した発信に取り組み、企業価値を再構築しました。老舗でありながら時代に合わせて進化したリブランディングの成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • 食と健康軸のブランド再定義
  • スローガン「愛は食卓にある」を明確化
  • 一貫性ある広告・デザイン展開
  • 家族・健康イメージで新たなファン層開拓
  • 時代に即した老舗ブランドの進化

[ 出典 ] キユーピー公式サイトより

中川政七商店のリブランディング成功事例

【 中川政七商店 | リブランディング成功事例 ]

「日本の工芸を元気にする」を掲げ、全国展開に成功。パーパス起点の再構築。

中川政七商店は「日本の工芸を元気にする」という理念のもと、老舗問屋から現代のライフスタイルブランドへとシフトしました。商品企画やパッケージデザイン、店舗空間まで一貫した世界観を築いています。ECサイトやメディア露出も活用し、若年層や都市部の感度の高い層にも発信を広げています。老舗の伝統を受け継ぎながら、新たな市場価値を生み出すことにも成功しました。地方工芸に新しい視点を取り入れ、持続可能な日本文化の未来を示すリブランディング事例であり、地域産業を後押しする成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • 「日本の工芸を元気にする」理念の明確化
  • パッケージ・店舗空間のデザイン刷新
  • EC・メディア活用によるブランド認知拡大
  • 若年層・都市部ターゲットへの訴求
  • 伝統と革新のバランスをブランドに反映

[ 出典 ] 中川政七商店公式サイトより

白鶴酒造のリブランディング成功事例

【 白鶴酒造 | リブランディング成功事例 ]

若年層に向けたデザイン刷新・プロモーションで老舗の価値再生。

白鶴酒造は、伝統的な日本酒ブランドから現代的なライフスタイルブランドへリブランディングを推進。パッケージデザインを刷新し、若年層や女性層に向けた新商品開発を強化。SNSを活用したコミュニケーション戦略にも注力しています。伝統ある品質の高さを維持しつつ、親しみやすくスタイリッシュなブランドイメージを構築。海外市場でも日本酒文化の普及とブランド浸透に貢献し、時代に合わせて進化し続ける企業姿勢を体現しています。老舗の信頼を土台に、新たな市場開拓と価値創造を実現した成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • パッケージデザイン刷新で若年層開拓
  • SNS活用によるブランド発信強化
  • 女性層・海外市場向け商品展開
  • 伝統品質と現代感覚の両立
  • 日本酒文化のブランド価値を強化

[ 出典 ] 白鶴酒造公式サイトより

■ リブランディングの成功事例(海外編)

miniミニのリブランディング成功事例

【 MINI | リブランディング成功事例 ]

英国発のレトロな価値を活かしつつ、都市型・プレミアムへ転換。

BMW傘下となったMINIは、単なる小型車ブランドから都市型ライフスタイルブランドへの進化を目指しました。ブランドDNAであるクラシックなデザインは残しながら、最新のデジタル技術やスマート機能を搭載しています。広告展開やコラボレーションでも若年層を意識したライフスタイル提案を強めています。車というプロダクトを超えて「MINIらしい世界観」を形づくり、ファン層の拡大と高付加価値化にもつながりました。ブランドの持続的成長を支える象徴的な変革として、評価されている成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • ライフスタイルブランドへの進化
  • デジタル機能とクラシックデザインの融合
  • 若年層向けマーケティング強化
  • コラボレーション戦略で新規層獲得
  • 世界観を重視したブランド体験構築

[ 出典 ] BMW Group公式サイトより

スターバックスのリブランディング成功事例

【 スターバックス | リブランディング成功事例 ]

日本市場での「第三の場所」戦略を、空間・接客・ビジュアルすべてで一貫化。

スターバックスは「サードプレイス=家庭でも職場でもない心地よい空間」という新しい価値提案によって、コーヒーショップの枠を越えたブランドポジションを築きました。2011年にはロゴから「COFFEE」の文字を外し、商品ラインアップや体験価値の幅を広げています。店舗デザインやサービス面でも地域性と一貫性を両立させ、グローバルブランドとしての地位を確立しました。単なる商品提供にとどまらず、体験を通じてブランド価値を高めた例であり、世界中で長く支持されているブランドの成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • サードプレイスというブランドコンセプト導入
  • ロゴから「COFFEE」の文字削除
  • 商品・空間・体験の総合価値を訴求
  • 地域文化との共生戦略を推進
  • 世界で通用するブランド体験を確立

[ 出典 ] スターバックス公式サイトサイトより

Metaリブランディング成功事例

[ Meta | リブランディング成功事例 ]

Facebookから「次世代テクノロジー企業」へ。未来志向のブランド再構築に成功。

Meta(旧Facebook)は2021年に社名変更を行い、メタバース時代を見据えた大規模なリブランディングに踏み出しました。SNS中心の企業イメージから離れ、「人々をつなぐ次世代のインターネット」を目指す新たなビジョンを示しています。無限大(∞)をモチーフにしたロゴは、つながりと広がる可能性を表現したものです。Facebook、Instagram、WhatsAppを包括するブランド体系も再整理し、テクノロジーと人間の共存を軸にした企業像を世界へ発信している成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • メタバース時代を見据えた企業ビジョンの明確化
  • 旧Facebookブランドからの脱却による再出発
  • 無限大ロゴで「つながり」と「革新性」を視覚化
  • 事業群を統合するブランドアーキテクチャの再構築
  • テクノロジー企業としての信頼と可能性を再定義

[ 出典 ] Meta公式サイトより

Uberリブランディング成功事例

[ Uber | リブランディング成功事例 ]

「移動を、もっとシンプルに。」ブランドの再定義でグローバルな信頼を獲得。

Uberは2018年に大規模なリブランディングを行い、黒と白を基調にしたロゴへ刷新しました。旧来の「U」マークを廃止し、シンプルなロゴに統一したことで、国や文化を越えて伝わる普遍的なブランドになりました。配車サービスだけでなく、フードデリバリーや物流など事業が広がる中で、「人と場所をつなぐモビリティブランド」という立ち位置もより明確になっています。「Movement ignites opportunity」を掲げ、世界規模で信頼性や安全性を意識したブランドづくりを進めてきた成功事例です。

リブランディングの成功ポイント

  • グローバル市場で一貫性を持たせたシンプルなブランドデザイン
  • 「U」マークを廃止し、普遍的な文字ロゴへ刷新
  • モビリティ全体を包括するブランドアイデンティティを確立
  • 安全性・信頼性を軸にブランドイメージを再構築
  • 「移動が機会を生む」という新たな価値提案を浸透

[ 出典 ] Uber公式サイトより

■ 弊社のリブランディング実績

株式会社チビコは、企業の課題に沿ったリブランディング支援を数多く手がけてきました。ブランド戦略の再構築からデザイン開発、社内浸透まで一貫して伴走し、企業価値の向上につながる成果を実現しています。

▶︎ 詳細記事 : 株式会社チビコ・ブランディング実績一覧

ランドピアのリブランディング

[ LANDPIA ]
LANDPIAは、不動産の有効利用を通じて活力ある経済社会の実現に貢献するブランドです。日本には、まだまだ未開拓の土地や、価値を見出されていない土地が多く残されています。それらを発見、有効活用することで、社会全体が潤う仕組みを作ることを掲げています。

[ 詳細 ] chobico WORKS | LANDPIAより

リニューアブルジャパンのリブランディング

[ RENEWABLE JAPAN ]
すべての人を、エネルギーの主人公に。主人公という言葉には、同じ時代を生きる一人ひとりにエネルギーづくりの主体となって活躍していただける社会を実現したいというブランドの想いを込めています。そして、共にエネルギーについて考え行動し、社会の創生に寄与していく企業ブランドの姿勢を表しています。

[ 詳細 ] chobico WORKS | RENEWABLE JAPANより

アイロムグループのリブランディング

[ I’ROM GROUP ]
希望と安⼼に満ちた健やかな未来を、すべての⼈へ。アイロムグループは「憂いなき未来のために。」のブランドプロミスのもと、人々の未来が希望と安心そして健康で満ちあふれたものとなるように先端医療事業、SMO事業、CRO事業、メディカルサポート事業の4つの事業でブランドを展開しています。

[ 詳細 ] chobico WORKS | I’ROM GROUPより

日本モビリティサービスのリブランディング

[ NIHONN MOBILITY SERVICE ]
NIHONN OIL SERVICEからNIHONN MOBILITY SERVICEへの社名変更に伴うコーポレートアイディンティティ開発。新ブランドのコンセプトは、「新しい移動と技術の進化。モノを超えたサービスとしてのあり方。」モビリティには無限の可能性があることを表現しています。

[ 詳細 ] chobico WORKS | NIHONN MOBILITY SERVICEより

FAQ-よくある質問

■ リブランディングのタイミングに関するよくある質問

リブランディングの相談で最も多いのが「今がその時か」という質問です。多くの企業を支援してきた経験から、適切なタイミングを見極めるための視点を紹介します。

[ よくある質問① ]

Q :リブランディングするタイミングって、どう判断すればいいですか?
A :状況によって判断基準がありますが、主に3つです:売上や認知が伸び悩んだとき、新規ターゲットや市場への展開に合わせるタイミング、そして競合との差別化が難しくなったときです。

[ よくある質問② ]

Q :売上停滞だけでなく、何かサインがあれば考えるべきですか?
A :はい。たとえば市場の反応が鈍くなっている、顧客や採用で「古い印象だ」と感じられている瞬間は、リブランディングを真剣に検討すべきサインです

[ よくある質問③ ]

Q :経営層が変わったタイミングでも良いんですか?
A :経営者交代や組織再編など、舵を切る重要なタイミングはリブランディングの“好機”とも言えます。新たな意思とともにブランドの刷新を図るタイミングとして有効です。

[ よくある質問④ ]

Q :タイミングを逃すとどうなるんですか?
A :ブランドの鮮度が落ち、市場での存在感が薄れるリスクがあります。結果として売上や顧客忠誠の喪失につながる可能性も高いです。早期判断が求められます。

[ よくある質問⑤ ]

Q :とはいえ、リブランディングを始めるにはまず何をすべき?
A :まずは“今どう見られているか”の現状分析と市場/顧客の声を把握すること。社内共感と方向性の共有が不可欠であり、その上で戦略として動き始めるのが正解です。

checklist-チェックリスト

■ リブランディングのタイミングに関するチェックリスト

多くのリブランディングを支援してきて痛感するのは、「思いつきの変更」は失敗のもとだということ。ここでは、実際の経験から導いた適切な判断基準をチェックリスト化しました。

【 会社名のチェック 】

⬜︎ 事業内容や提供価値が、社名から誤解なく伝わっているか?
⬜︎ 社名が時代遅れな印象や古臭さを放っていないか?
⬜︎ 社名に読みづらい/覚えづらい/発音しにくい要素はないか?

【 理念・ビジョンのチェック 】

⬜︎ 企業理念が全社員に浸透し、共通認識として共有されているか?
⬜︎ ブランドビジョンが現在の事業戦略と整合しているか?
⬜︎ 社員の行動や言動がブランドの理念に一致しているか?

【 ブランドデザインのチェック 】

⬜︎ ブランドの訴求メッセージが、売上や認知の伸び悩みを解消できる内容か?
⬜︎ リブランディングは段階的に進んでいるか?顧客を巻き込める設計か?
⬜︎ 既存ブランドの信頼感を損なうことなく、新しい価値を構築できているか?

記事のまとめ

■ まとめ

企業がブランドの鮮度を保ち、市場に効果的に訴え続けるには、戦略的なリブランディングの判断が欠かせません。特に見直しを考えたいタイミングは、①売上や認知度が頭打ちになったとき、②事業内容やターゲット層が変化したとき、③競合との差が見えづらくなったときです。これらの兆候は、ブランドが現状に合わなくなりつつあるサインであり、改善するきっかけにもなります。ただし、リブランディングは単なるロゴ変更ではなく、価値やポジショニング全体を見直すプロセスです。成功に向けては、現状分析に基づく市場理解や、社内外の共感形成、定量的な判断が重要になります。適切なタイミングで戦略を組み直せば、ブランドが再び魅力を取り戻し、顧客との関係も深まりやすくなります。一方で、判断が遅れると存在感が弱まる可能性もあるため、早めのアクションが求められます。

株式会社チビコ今田佳司ブランディングディレクター

株式会社チビコ
今田 佳司 (ブランディング・ディレクター)
ブランド戦略とコミュニケーションデザインを掛け合わせることで、企業や商品などのブランド価値の向上や競争力強化に貢献。数多くのブランディングを手がける。

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