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[ ブランド戦略 ]

CIとVIの意味と目的とは?

CI(コーポレートアイデンティティ)、VI(ビジュアルアイデンティティ)、BI(ブランドアイデンティティ)それぞれの名称は聞いたことがある。もしくは知っているという人も多いのではないでしょうか。しかし、その違いを正しく理解し説明できる方は少ないはずです。今回は、この3つの明確な違いや関係性、意味合いを詳しくご紹介させていただきます。


CI(コーポレートアイデンティティ)の意味と目的

左図 : シンボル+ロゴタイプ  右図 : ブランドカラー

【 企業ブランドの構築と定義/理念の統一 】

企業の理念やビジョンなどを統一感のある世界観で構築し表現すること。その上で社会に広く展開することによって企業のブランドイメージを共有することができます。ブランドイメージを集約した社名やシンボル・ロゴのデザインは、あらゆるステークホルダーに企業の「らしさ」を伝えることができます。その際に大切なことは、単にシンボル・ロゴだけのデザインを考えるのではなく、その先の各種デザインの展開までを視野に入れた開発が重要です。それと同時にガイドライン(運用規定)を制作し定着させることでCIの成果を発揮することができます。シンボルやロゴといったCIの開発は、戦略的なアプローチと、クリエイティブなアプローチの両方が必要です。それは、CIに触れるターゲットの対象がきわめて広いからです。CIの目的には社員のモチベーションやロイヤリティの向上、ステークホルダーへの信用と信頼の獲得などに大きな役割があるのです。

VI(ビジュアル・アイデンティティ)の意味と目的

[ 出典 ] BEHANCEサイトより引用 > https://www.behance.net/gallery/44592557/Brand-Guideline-Book

【 ブランドの可視化と整合性/視覚の統一 】

VIとは、ブランドの世界観を構築する上で最も需要な視覚的要素です。CI(シンボルやロゴ)を起点に、視覚に関するデザイン全般をさします。具体的なデザインアイテムは、会社案内やパンフレット、WEBサイト、広告や空間デザイン、サイン計画など多岐に渡ります。これらのデザインをブランドコンセプトに従って開発し、統一感を持って展開していきます。そして、ブランドの世界観をビジュアル化することで一貫性のある「らしさ」を表現し、揺るぎないブランドの存在感を強固なものにするのです。その結果として、社員のモチベーションを高めたり、ステークホルダーからの信頼や安心を獲得することが可能になります。

CIを構成する3つの要素

① MI/Mind identity(マインド・アイデンティティ)・・・・・・・・ 企業の考え方
② BI/Behavior identity(ビヘイビア・アイデンティティ)・・・企業の行動
③ VI/Visual identity(ヴィジュアル・アイデンティティ)・・・・・企業の可視化

MIとは、企業が目指すべき理想的なあり方や、社会に対する存在理由・役割などといった企業理念。企業理念は、その企業の経営の中核となる考え方であると共に、社員の精神的な柱になる経営哲学とも言えます。具体的には、企業理念、社是、行動指針、スローガン、メッセージなどを指します。BIとは、企業理念、経営規模、事業領域を達成するために必要な具体的な計画や行動を指します。例えば、組織の機構改革、活性化、商品の品質管理、販売促進、広告宣伝などの実行計画が立案され、それをもとにした実践的な行動が展開される場合など。特に最近では、組織の機構改革・活性化、商品の品質管理などの計画立案・実践行動が重視される傾向があります。VIとは、ロゴやシンボルマークなどの視覚的要素のことで、企業が伝いたいブランドイメージを効果的に表現することが重要です。

CIとVIの違いと重要性とは

【 CIとVIが必要な理由には大きく2つあります 】

① ブランドを社外の多くの人々に認知してもらうため。
② ブランドを社員に理解浸透させ行動してもらうため。

似たような競合ブランドが多ければその中でブランドを認知してもらうことはとても困難です。そこで、たくさんあるブランドの中から人々に認識してもらうために必要なのが、企業のアイデンティティを形成するCIなのです。より多くの人々に企業を知ってもらえれば、良い人材の確保や商品開発、営業力の促進につながるため、企業にとって大きな利益をもたらします。そして、CI(シンボルやロゴ)を中心にVIまで構築し展開することで、社員にとっては理解と共有が生まれ一致団結することができます。このように、CIとVIによって企業ブランドの認知度と社員の意識が高まり、より良い企業のブランド活動が行えるのです。

まとめ

顧客の満足度を高めるためには、商品やサービスの質が重要です。しかし、その部分だけを追求しても競合他社との大きな差別化にはなりません。CIやVIとは、企業の理念やビジョンを正しく発信することで多くの人々にファンになってもらうための戦略であり手法なのです。

【 おすすめ記事 】 CI(コーポレート・アイデンティティ)の意味や目的と開発について
https://chibico.co.jp/blog/branding-design/ci-corporate-identity-018/

【 おすすめ記事 】 VI(ビジュアルアイデンティティ)とは何か?
https://chibico.co.jp/blog/branding-design/vi-visual-identity-017/

弊社のCI(コーポレート・アイデンティティ)実績

[ 株式会社ミズノ ] http://www.chibico.co.jp/works/mizuno/

廃棄物のリスクから社会を守るコンサルティング会社として、最適なソリューションを追求し提供するブランドとしてリブランディングを実施。ブランドコンセプト、事業戦略、サービス内容、ターゲティング&ポジショニング、人事、採用、各種アプリケーションデザイン開発を行いました。

[ 株式会社知育ラボ ] http://www.chibico.co.jp/works/chiiikulab/

「子供たちを未来のグローバルリーダーへ育てるお手伝い」をすることを企業理念に掲げ各国の研究機関と連携しながら研究・開発しています。目まぐるしいスピードで進化し続けるグローバル社会において、知育ラボは時代のニーズにあった最新の知育手法を提供いたします。

[ 株式会社フルスロットル ] http://www.chibico.co.jp/works/fullthrottle/

中小企業に特化したブランド戦略会社です。右脳的なデザイン思考と感性、左脳的なビジネスセンスとロジックが融合することをブランドコンセプトとし、「ビジネスをデザインする」ことをビジョンとして掲げ、創業から5周年を迎えるこのタイミングでリブランディングを行いました。

[ 株式会社ダブリュズカンパニー ] https://chibico.co.jp/works/ws_company/

カフェを軸に人々の生活を豊かにすること、カフェを通じた街づくりの実現を目指している企業ブランドです。事業の柱は、飲食店舗の企画・運営プロデュース、FC開発を行うCAFE事業(CAFE+1)映画や音楽など様々な活動を行っています。

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