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行動指針の重要性と浸透させる方法

[ ブランド戦略 ]

【必見】行動指針の重要性と浸透させる方法

行動指針は、企業のビジョンやミッションを日常業務に反映させ、全社員が一貫した行動を取るための重要なガイドラインです。しかし、行動指針を策定するだけでは十分ではなく、それを社員全員にしっかりと浸透させ、実際の行動に結びつけることが大切です。行動指針が浸透すれば、企業文化が強化され、社員の意思決定や業務の質が向上し、組織全体のパフォーマンスが高まります。浸透させるためのポイントには、シンプルでわかりやすいメッセージの設定、継続的なコミュニケーション、研修や評価制度への取り入れなどが含まれます。本記事では、株式会社チビコでブランディングディレクターをしている筆者が、行動指針を社内に効果的に浸透させるための具体的なステップや方法について解説し成功に導くための秘訣について詳しく解説します。


■ 行動指針の重要性

行動指針の重要性

1. なぜ行動指針が必要なのか

行動指針は、企業や組織が理念を“現場の行動”にまで落とし込むための羅針盤です。理念やビジョンが抽象的な「理想」を示すのに対し、行動指針は日々の判断や行動を支える「実践の基準」を明確にします。組織が大きくなるほど個々の判断にズレが生じやすくなりますが、行動指針があることで、全員が同じ価値観で動くことができます。結果として、組織の一体感と信頼性を生み出す根幹となるのです。

[ ポイント ]

理念を実践に変える「行動の基準」を示す
組織全体の判断と行動の一貫性を保つ
社員一人ひとりの迷いをなくし、方向性を統一する

2. 行動指針がもたらす効果とは

行動指針は、企業の成長や信頼構築を支える“見えない力”として作用します。社員が迷わず行動できることで意思決定のスピードが上がり、組織全体の生産性や連携力が高まります。また、社会や顧客に対して一貫した姿勢を示すことができ、ブランドの信頼性が強化されます。さらに、社員が自発的に考え、行動する土壌を育てるため、持続的な企業文化の形成にも寄与します。

[ ポイント ]

判断・行動のスピードと質が向上する
顧客や社会からの信頼を獲得しやすくなる
自律的に動ける人材が増え、企業文化が成熟する

3. 組織文化への影響とは

行動指針は、企業文化を形づくる“行動のDNA”とも言えます。どれほど優れた理念があっても、それが日々の行動に反映されなければ文化にはなりません。行動指針が浸透することで、理念が生きた文化となり、社員の言葉や姿勢、判断に一貫した価値観が表れます。その結果、企業は外部からも「信頼される人格」を持った存在として認識されます。文化は、行動の積み重ねから生まれるのです。

[ ポイント ]

理念を「行動文化」として根づかせる
社員の価値観と行動が一致し、企業らしさが定着する
外部から“信頼できる組織”として認識される

■ 行動指針を浸透させる方法

行動指針を浸透させる方法

1. 明確でシンプルな指針の策定

行動指針を浸透させる第一歩は、「誰にでも理解できる明確でシンプルな言葉」で策定することです。難解な理念や抽象的な言葉は、現場での実践に結びつきません。短く、覚えやすく、そして共感できる表現でまとめることで、社員一人ひとりが自分の行動に置き換えやすくなります。また、策定の段階で現場の声を反映することも重要です。現場起点で作られた指針は、共感と自発的な実行を促します。

[ ポイント ]

難解な言葉ではなく、日常に馴染む言葉で表現する
覚えやすく、共感できるシンプルな構成にする
現場の声を反映し、全員が“自分ごと化”できる指針にする

2. コミュニケーションを工夫する

策定した指針を「浸透」させるためには、伝え方の工夫が欠かせません。経営層が語るだけでなく、日常的な対話やワークショップ、社内イベントなどを通じて、社員が自ら考える場をつくることが重要です。ポスター掲示や社内イントラネットだけではなく、“体験を通じた理解”が浸透の鍵となります。また、上司やリーダーが日常の中で指針を体現する姿を見せることで、自然と文化として根づいていきます。

[ ポイント ]

一方的に伝えるのではなく、対話型で理解を深める
ワークショップや事例共有など、体験を伴う施策を行う
リーダーが率先して体現することで、信頼と共感を生む

3. 実践を促す仕組みを導入する

行動指針は、掲げるだけでは意味を持ちません。社員が日常的に実践し、行動へとつなげる仕組みを整えることが不可欠です。評価制度や表彰制度、研修プログラムなどに指針を組み込み、「行動した人が報われる文化」をつくることが重要です。また、具体的な行動事例を共有し、成功体験を社内で可視化することで、行動指針が生きた指針として息づきます。

[ ポイント ]

行動指針を評価制度や教育制度に組み込む
実践事例を共有し、良い行動を称える文化を育む
日常業務の中に自然と行動指針を浸透させる仕組みを設計する

■ 行動指針を浸透させるリーダーの役割

行動指針を浸透させるリーダーの役割

1. トップダウンでの行動指針を共有すること

行動指針を浸透させるには、まずリーダーがその意義と背景を深く理解し、自らの言葉で発信することが重要です。トップダウンとは「上から命じる」ことではなく、「理念を語り、意義を伝える」ことです。経営層や管理職が同じメッセージを繰り返し伝えることで、組織全体に一貫した方向性が生まれます。また、発信はスピーチや資料だけでなく、日々の会話や意思決定を通して行われるべきです。

[ ポイント ]

リーダー自身が指針の意義を深く理解して語る
発信内容を統一し、全体の方向性を明確にする
会話や判断の中で“生きた言葉”として伝える

2. モデルとなる行動を示すこと

リーダーは、行動指針を「語る人」ではなく「体現する人」でなければなりません。部下やチームは、上司の背中を見て行動を学びます。日常の小さな判断や言動こそが、指針の真価を示す瞬間です。リーダーが一貫して指針に沿った行動をとることで、組織全体に「言葉が生きている」状態が生まれます。また、誠実な姿勢は信頼を生み、行動指針を自らの文化として根づかせる力となります。

[ ポイント ]

指針を語るだけでなく、自身の行動で体現する
言動の一貫性を保ち、信頼のあるリーダー像を示す
小さな行動が組織文化をつくるという意識を持つ

3. 継続的なサポートとフィードバックをすること

行動指針は一度伝えただけでは定着しません。リーダーの重要な役割は、日々の業務の中で指針を意識させ、継続的に支援・改善を促すことです。メンバーの行動を観察し、良い実践を認め、課題には建設的なフィードバックを行うことで、指針が現場の血肉となります。定期的な振り返りや共有の場を設けることで、指針は“言葉”から“行動習慣”へと進化していきます。

[ ポイント ]

日常業務の中で行動指針を意識づける機会を設ける
良い実践を評価し、課題には前向きな助言を行う
継続的な対話とフィードバックで浸透を深める

■ 行動指針の具体的な参考事例

トヨタ自動車の行動指針

【 トヨタ自動車 | 行動指針 】

トヨタ自動車の行動指針は、企業理念である「トヨタウェイ(Toyota Way)」に基づいており、長年にわたりトヨタの成長と成功を支えてきました。この行動指針は、世界中の従業員が共有する価値観と行動の原則を示しています。トヨタウェイの主な要素は以下の5つです。

挑戦(Challenge)
トヨタは常に高い目標を設定し、現状に満足せずに挑戦を続けることを重要視しています。従業員には、変化の激しい環境でも柔軟に対応し、新しいことに積極的に挑む姿勢が求められています。長期的な視点を持って物事に取り組むことが重要です。

改善(Kaizen)
トヨタの代表的な概念である改善(カイゼン)は、業務やプロセスを常に向上させることを意味します。大きな改善だけでなく、小さな改善を積み重ねることで効率化を図り、全体的な生産性を向上させる文化が根付いています。従業員全員が日々の業務において改善を意識し、無駄を削減していく姿勢が求められます。

現地現物(Genchi Genbutsu)
現地現物とは、実際の現場に足を運び、現実を直接確認し、問題を解決するという考え方です。現場で起きていることを深く理解し、迅速かつ適切な対応を行うことがトヨタのモノづくりの基本とされています。この原則は、品質向上や効率的な問題解決につながる重要な要素です。

尊重(Respect)
トヨタは、すべての人々を尊重し、協力し合うことを強調しています。従業員同士の協力、パートナーや取引先との信頼関係を築くことで、持続可能な成長を実現します。従業員に対しても、個々の多様性を尊重しながら、公正で透明な扱いを提供することを大切にしています。

チームワーク(Teamwork)
トヨタはチームワークを重視し、全ての従業員が共通の目標に向かって協力することを奨励しています。個々の強みを活かし、協力し合うことで、より大きな成果を生み出すことができると考えています。これは、トヨタの現場主義やカイゼンを実現するために不可欠な要素です。

[ 出典 ] トヨタ自動車株式会社公式企業サイトより
[ 出典 ] トヨタ行動指針より

日本ガイシの行動指針

【 日本ガイシ | 行動指針 】

日本ガイシ(NGK Insulators Ltd.)の行動指針は、企業の理念や経営方針を支える基本的な指針として掲げられています。具体的な内容は、持続可能な発展や環境への配慮、社会への貢献、そして従業員が正直で誠実な行動を取ることを重視しています。以下は、日本ガイシの行動指針の主な要素です。

持続可能な社会の実現
社会に資する商品やサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、持続可能な社会の実現に取り組みます。

人権尊重
人権に関する国際規範を遵守し、人々の多様性を尊重します。

安全・快適な職場環境の提供
環境保全を企業の責務とし、製造プロセスや製品開発において環境負荷を最小限に抑えることに取り組んでいます。環境に優しい技術や製品の開発を通じて、持続可能な発展に寄与することが求められています。

誠実な事業活動
国際規範や各国および地域の法令を遵守し、公正かつ透明で誠実な事業活動を行います。

企業情報の開示と説明
積極的な情報の開示とステークホルダーとの対話を通じて経営の健全性と透明性を高めます。

サプライチェーンへの社会的責任の浸透
取引先をはじめとするサプライチェーン全体で、社会的責任を果たす取り組みを推進します。

地球・宇宙環境の保全
地球・宇宙環境の保全と問題の解決に取り組みます。

地域、社会との協調
良き企業市民として地域、社会の発展に貢献します。

[ 出典 ] NGKグループ公式サイトより

武田薬品工業の行動指針

【 武田薬品工業 | 価値観タケダイズム 】

武田薬品工業の行動指針は、「武田イズム(Takeda-ism)」に基づいています。これは、創業以来の価値観と、グローバル企業としての責任を融合させたもので、企業活動全体において従業員が従うべき行動原則を示しています。武田イズムは、「誠実」「公平」「正直」「不屈」の4つの基本価値と、それを支える「患者さん中心」の理念に基づいています。

誠実(Integrity)
武田薬品工業では、誠実さが最も重要な価値観として掲げられています。医薬品の開発から販売に至るまで、常に誠実な行動を取ることが求められています。これは、倫理的なビジネス慣行や法令遵守を徹底し、患者さんや医療関係者、取引先、社会全体との信頼関係を築くことを意味します。

公平(Fairness)
武田薬品工業は、公平で透明性のある企業活動を重視しています。全てのステークホルダーに対して公正に接し、ビジネスの意思決定や行動において透明性を確保します。また、差別や偏見のない働き方を推進し、多様性を尊重した企業文化の実現に努めています。

正直(Honesty)
正直な行動は、武田薬品工業の信頼性を支える根本です。正確な情報提供や透明なコミュニケーションを行い、患者さんや社会に対して誠実に向き合うことが期待されています。内部においても、上司や同僚、部下に対してオープンな意見交換が推奨されています。

不屈(Perseverance)
医薬品の研究開発は長期にわたり、困難を伴うことが多いですが、武田薬品工業では、不屈の精神で問題に立ち向かい、最良の成果を追求する姿勢が求められます。困難な状況にも耐え抜き、患者さんに価値ある治療法を提供するために、革新と挑戦を続けることが重要です。

患者さん中心の考え方
武田薬品工業の行動指針の中核にあるのが「患者さん中心」の理念です。すべての事業活動において、最も重要なのは患者さんの健康と生活の質を向上させることであり、医薬品の開発や提供においては、常に患者さんの利益を最優先に考える姿勢が徹底されています。この理念は、武田がグローバル医薬品メーカーとして高く評価されている理由の一つでもあります。

[ 出典 ] 武田薬品工業公式サイトより

ファーストリテイリングの行動指針

【 ファーストリテイリング | 行動規範 】

ファーストリテイリング(ユニクロの親会社)の行動規範は、グローバルにビジネスを展開する中で従業員が従うべき基本的なルールや価値観を示しており、社会的責任や倫理的な行動を重視しています。行動規範は「ファーストリテイリンググループ行動規範」として明文化され、企業の使命である「服を通じて、より豊かな社会を実現する」という理念に基づいています。以下がその主要なポイントです。

お客様のために
ファーストリテイリングの行動規範の中心にあるのは「お客様のために」という姿勢です。常に顧客視点に立ち、期待を超える商品やサービスを提供することが求められています。商品品質の向上、リーズナブルな価格設定、優れた顧客サービスを通じて、顧客満足を追求しています。

倫理的なビジネス行動
ファーストリテイリングは、全てのビジネスにおいて倫理的な行動を徹底し、法令遵守を徹底しています。これは、社内外に対して透明性を保つこと、贈収賄や不正行為の排除、知的財産や個人情報の保護など、多岐にわたる領域をカバーしています。グローバル企業としての信頼性を保つために、高い倫理基準を守ることが求められています。

多様性とインクルージョン
ファーストリテイリングは、多様性を尊重し、全ての従業員が活躍できる環境を作ることに努めています。性別、国籍、宗教、年齢、障害の有無などに関わらず、多様なバックグラウンドを持つ人々が公平に働ける職場を提供し、グローバルでのチームワークを強化しています。

持続可能な社会への貢献
環境保護や持続可能なビジネスモデルの構築は、ファーストリテイリングの重要な行動規範の一つです。商品開発や生産、販売において、環境への影響を最小限に抑える努力を続け、資源の効率的な使用やリサイクルを推進しています。また、気候変動対策にも積極的に取り組んでおり、サステナブルな社会を目指す行動を求められています。

労働環境の向上
ファーストリテイリングは、従業員の労働環境の改善に注力しています。公正な待遇や適正な労働条件を提供し、安全で快適な職場環境を整備することが求められます。さらに、従業員の成長を促す教育機会を提供し、個々の能力を最大限に引き出すことを目指しています。

サプライチェーンの透明性
企業活動がグローバルに広がる中で、サプライチェーン全体の透明性と責任が重視されています。取引先や生産パートナーに対しても、労働条件の改善や環境への配慮を徹底させ、サステナブルなビジネスを支える行動が求められています。サプライチェーンにおける不正行為の排除や、労働者の権利保護にも積極的に取り組んでいます。

[ 出典 ] 株式会社ファーストリテイリング公式サイトより

ブリヂストンの行動指針

【 ブリヂストン | 行動指針 】

ブリヂストンの行動指針は、企業理念である「使命」と「価値観」を基礎に構築されており、これを実現するための「グローバルCSR憲章」が定められています。ブリヂストンは、社会的責任を果たしながら持続可能な成長を実現するため、環境、社会、そして経済に貢献することを重視しています。以下が主な行動指針です。

最高の品質を追求
ブリヂストンは「最高の品質」を提供することを企業使命として掲げています。これは単に製品の品質だけでなく、サービスや企業としての信頼性、そして顧客満足度を高めるすべての面で品質の向上を追求することを意味します。安全で信頼性の高い製品を提供することで、顧客に対する責任を果たします。

環境保護と持続可能な社会の実現
ブリヂストンは、事業活動が環境に与える影響を最小限に抑え、持続可能な社会の実現を目指しています。製品のライフサイクル全体で環境負荷の低減に取り組み、タイヤやゴム製品におけるリサイクル技術や燃費効率の向上、CO2削減に力を入れています。また、環境保護活動への積極的な参加を推奨しています。

安全の確保
すべての道を安全にという使命に基づき、ブリヂストンは交通安全や労働環境の安全性を最優先に考えています。高品質なタイヤやゴム製品の開発を通じて、ドライバーや歩行者の安全を守ることに努めています。また、社内における安全な労働環境の確保にも注力し、従業員が安心して働ける環境作りを進めています。

企業倫理と法令遵守
ブリヂストンは、すべてのビジネス活動において高い倫理基準を持ち、法令遵守を徹底しています。従業員は透明性のある行動を心がけ、公正で誠実な企業活動を行うことが求められています。また、贈収賄や不正行為の排除、情報管理の徹底などを通じて、社会からの信頼を維持し続ける姿勢が強調されています。

社会への貢献
ブリヂストンは、地域社会との調和を大切にし、事業活動を通じて社会貢献を果たすことを重視しています。CSR活動の一環として、環境保護や教育支援、地域社会との連携を推進し、地域や社会全体に対する責任を果たす姿勢を示しています。また、スポーツ支援活動や災害支援などの取り組みを通じて、広く社会に貢献しています。

[ 出典 ] 株式会社ブリヂストン企業サイトより

FAQ-よくある質問

■ 行動指針関するよくある質問

【 よくある質問① 】

Q :行動指針とは何ですか?
A :行動指針は、企業理念やビジョンを実現するために、社員がどのように行動すべきかを具体的に示したルールです。日々の判断や業務遂行の基準となる役割を持ちます。

【 よくある質問② 】

Q :行動指針を定める目的は何ですか?
A :社員全員が同じ価値観と基準を共有し、迷わず行動できるようにすることです。組織全体で一貫した判断が可能になり、ブランド体験の質を高める効果もあります。

【 よくある質問③ 】

Q :行動指針を浸透させるための効果的な方法はありますか?
A : 研修や朝礼、社内イベントで繰り返し共有することが重要です。また、クレドカードの配布や評価制度への組み込みなど、日常業務に密接に紐づけることで浸透が加速します。

【 よくある質問④ 】

Q :行動指針はどのくらいの頻度で見直すべきですか?
A :市場環境や事業戦略の変化に応じて、定期的に見直すのが理想です。年に一度の棚卸しや、社員アンケートを活用した現場の声の反映がおすすめです。

【 よくある質問⑤ 】

Q :行動指針と企業理念はどう違うのですか?
A :企業理念は「なぜ存在するか」を示す抽象的な価値観であり、行動指針は「どう行動するか」という具体的な実践指針です。両者を一貫させることで、理念が日常の行動に根付いていきます。

checklist-チェックリスト

■ 行動指針のチェックリスト

【 行動指針策定前のチェック 】

⬜︎ 企業のビジョン・ミッション・価値観が明確に定義されているか?
⬜︎ 行動指針を策定する目的が社内で共有されているか?
⬜︎ 自社独自の文化や強みが、指針の中で適切に反映されているか?

【 行動指針の内容設計チェック 】

⬜︎ 行動指針が企業理念・ブランドビジョンと一貫しているか?
⬜︎ 社員が日常業務で実践しやすい、具体的な内容になっているか?
⬜︎ 顧客体験やブランド価値を高める行動につながる内容になっているか?

【 社内浸透と運用のチェック 】

⬜︎ 行動指針が全社員に共有され、共通認識として定着しているか?
⬜︎ 朝礼・研修・社内イベントなどで繰り返し共有する仕組みがあるか?
⬜︎ 評価制度・表彰制度と連動し、社員の行動変容につながっているか?

【 継続的改善と見直しのチェック 】

⬜︎ 行動指針の効果を定期的に評価する仕組みがあるか?
⬜︎ 社員や現場からのフィードバックを反映する体制が整っているか?
⬜︎ 事業環境やブランド戦略の変化に合わせて内容を適切に見直しているか?

記事のまとめ

■ まとめ

行動指針を浸透させることは、組織の一体感を高め、社員一人ひとりの行動を正しい方向へ導く強力な手段です。明確でシンプルな指針を策定し、リーダーシップのもとで実践を促す仕組みを導入することで、組織全体に行動指針が深く浸透し、持続的な成長を実現できるでしょう。

株式会社チビコ今田佳司ブランディングディレクター

株式会社チビコ
今田 佳司 (ブランディング・ディレクター)
ブランド戦略とコミュニケーションデザインを掛け合わせることで、企業や商品などのブランド価値の向上や競争力強化に貢献。数多くのブランディングを手がける。

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