
[ ブランド戦略 ]
100年以上続くブランドの特徴や理由と成功事例
100年以上続くブランドには、時代を超えて支持される独自の特徴と成功の理由があります。これらのブランドは、高品質な製品やサービスを提供するだけでなく、常に顧客との信頼関係を築き、変わらぬブランド価値を守り続けています。加えて、時代の変化や市場のニーズに対応する柔軟さを持ち、進化を続けることで長期にわたる成功を収めています。さらに、持続可能性や社会貢献への取り組みも、現代の消費者から評価される重要な要素です。本記事では、株式会社チビコでブランディングディレクターをしている筆者が、100年以上続くブランドがどのようにして長く愛されてきたのか、その特徴と成功の理由を詳しく解説し、これからのブランド戦略に活かすためのヒントを探ります。
CONTENTS | 目次
■ 100年以上続くブランドの特徴

1. 企業理念が言語化されていること
100年以上続くブランドには、時代を超えて受け継がれる「明確な理念と言葉」が存在します。単なるスローガンではなく、創業者の想いや価値観を具体的な言葉で表現し、社員一人ひとりの行動指針として機能しているのです。理念が言語化されていることで、経営者が代わっても“ブランドの魂”が揺らぐことはありません。また、社会が変化しても何を守り、何を変えるべきかを判断する軸となります。言葉は文化を形成し、文化はブランドを永続させる力になるのです。
● 理念を「共有できる言葉」として明確に定義している
● その言葉が時代の変化に対する“判断軸”になる
● 言葉が文化となり、組織全体の行動を導く原点となる
2. 常識にとらわれない発想を持つこと
長く続くブランドは、常に時代の「常識」を疑い、新しい価値を創造してきました。変化を恐れず、挑戦を続ける姿勢がブランドを進化させます。過去の成功に固執せず、次の時代に求められる本質を見極める柔軟性が不可欠です。その発想力は、伝統を壊すためではなく、むしろ「伝統を進化させるため」に使われます。100年ブランドとは、保守と革新の絶妙なバランスを保ち、時代ごとに新しい意味を更新し続けるブランドなのです。
● 過去の成功体験に依存せず、新しい視点を持ち続ける
● “変化を恐れない文化”を組織全体で共有している
● 革新を通じて、伝統を次世代へと進化させている
3. 成長意欲と学び続ける姿勢があること
100年以上続くブランドは、「完成」を求めるのではなく、「成長し続けること」を使命としています。外部環境の変化に敏感であり、常に顧客や社会から学ぶ姿勢を失いません。社員一人ひとりが“学ぶ文化”を持ち、ブランド自体が生き物のように進化していくのです。学びは新たな価値創造を生み、時代を超えてブランドを若々しく保ちます。長寿ブランドは、守るだけでなく、自らを更新し続ける“学びの組織”であることが共通しています。
● 顧客や社会から常に学び、自己革新を続けている
● 成長を「使命」として捉え、挑戦を続ける文化がある
● 組織全体で“学び続ける力”がブランドの若さを保つ
■ 100年以上続くブランドの理由

1. 明確な理念と使命がある
長寿ブランドには、創業当初から揺るがない理念と使命があります。単なる利益追求ではなく、「なぜ存在するのか」という根本的な問いに明確な答えを持っています。その理念が、時代の変化にもぶれない判断軸となり、社員の行動やブランドの方向性を導き続けます。理念は経営の羅針盤であり、100年ブランドの心臓部といえます。
● 創業者の信念を時代を超えて継承している
● 社員全員が理念を理解し、行動に落とし込んでいる
● 理念が企業の意思決定とブランド戦略の基盤になっている
2. 変化を恐れず進化し続けている
100年続くブランドは、変化を「脅威」ではなく「機会」と捉えます。時代が変われば、顧客の価値観も変わります。その変化に敏感に反応し、常に新しい挑戦を続けてきたからこそ生き残れたのです。伝統を守りながらも、革新を恐れない柔軟性こそが長寿ブランドの条件です。
● 常識を疑い、新しい価値を生み出す姿勢を持つ
● 技術・文化・時代変化に応じて柔軟に進化している
● 「守るべき核」と「変えるべき部分」を明確に区別している
3. 品質と信頼を一貫して守る
長く愛されるブランドほど、品質への妥協がありません。どんな時代でも「良いものをつくる」という信念を守り抜くことが信頼を生みます。品質の一貫性は、消費者との約束であり、ブランドの人格そのもの。100年ブランドは、量よりも質を優先し、信頼を資産として築き上げています。
● “良いものを作る”という信念を時代を超えて貫いている
● 品質基準を徹底し、どんな状況でも妥協しない
● 信頼を積み重ね、顧客からの信用を資本としている
4. 顧客との絆を大切にしている
100年ブランドは、顧客を「取引相手」ではなく「共に歩む仲間」と捉えます。顧客の声に真摯に耳を傾け、信頼関係を積み重ねることで、ブランドは共に成長してきました。この“関係性の深さ”こそが、他社には真似できない価値を生み出します。
● 顧客を中心に考え、対話を通じて関係を築く
● 信頼と感謝をベースに、長期的な関係を育てる
● 顧客の人生や価値観と共鳴するブランド体験を提供する
5. 学び続ける企業文化がある
長寿ブランドは「完成」を目指さず、「進化し続ける学びの姿勢」を持っています。市場や顧客から常に学び、失敗からも成長のヒントを見出します。学ぶ文化が組織に根付いていることで、時代の変化に対応でき、常に新しい価値を生み出せるのです。
● 外部環境や顧客から学ぶ“謙虚な姿勢”を持つ
● 社員が自ら考え、成長する文化を育てている
● 学びを進化へつなげる仕組みが組織に根付いている
6. 理念を言葉で伝え続けている
理念は存在するだけでは意味を持ちません。100年続くブランドは、それを“言葉”として繰り返し伝え続けます。その言葉が社員の意識を統一し、ブランド文化を形成します。理念の言語化は、未来への継承装置であり、ブランドを永続させる言霊なのです。
● 理念を具体的な言葉で表現し、社内外に発信している
● 経営者が語り続けることで文化として根付かせている
● 言葉がブランドの「軸」として世代を超えて継承される
■ 創業100年企業の国別ランキング

左図:創業100年以上の企業数と比率 右図:創業200年以上の企業数と比率
世界で最も100年企業が多いのは日本で3万3076社。世界の創業100年以上の企業の総数、8万66社の41.3%を占めた。さらに創業200年まで絞ると1位は変わらず日本の1340社だが、比率は2051社中65.0%まで上昇する。
■ 長寿企業になりやすい業種

図:創業100年以上業種別比率(日本)
100年企業で最も多かった業種は製造業の26.0%。これに小売業(23.5%)、卸業(22.3%)が続く。日本の企業の全体の割合と比較しても、その比率が高いのが分かる。
[ 引用 ] 周年事業ラボより
■ 100年以上続くブランドの成功事例

[ 創業 ] 1501年室町時代 [ 和菓子 ] 御所の御用をつとめてきた

[ 海外展開 ] 和菓子を通じて日本文化の発信 [ 新規事業 ] 新しいお菓子の提案
【 虎屋ブランド|伝統と革新の経営 】
室町時代後期に京都で創業した「虎屋」は、500年以上にわたり日本を代表する和菓子ブランドとして愛され続けています。その最大の特徴は、伝統と革新を見事に両立させてきた点にあります。創業当初から「おいしさと美しさを兼ね備えた和菓子づくり」を使命とし、素材・製法・意匠に一切の妥協を許しません。その精神が時代を超えて受け継がれ、皇室御用達としての格式を保ちながらも、現代の感性にも響くブランドとして進化しています。
[ 伝統と革新の両立 ]
虎屋の最大の強みは、500年の伝統を守りながらも、常に時代に合わせて進化し続けている点にあります。和菓子の基本となる素材や技法には一切の妥協を許さず、「変えてはならないもの」と「変えるべきもの」を明確に区別しています。さらに、現代のライフスタイルに合わせたデザインや店舗展開にも積極的で、伝統を“止まった文化”ではなく“生きた文化”として継承しています。
⚫︎ 伝統的な技法と素材へのこだわりを守り続けている
⚫︎ 時代に合わせた新しい商品・デザインを展開している
⚫︎「守る」と「変える」のバランスでブランドを進化させている
[ 理念の継承 ]
虎屋は、創業以来「和菓子を通じて人の心を豊かにする」という理念を軸に事業を展開しています。この理念は単なる言葉ではなく、すべての従業員が行動の基準として共有しているものです。代々の経営者はその精神を時代に合った形で言語化し、次世代へと継承。理念の一貫性こそが、虎屋が何世紀にもわたり信頼され続ける理由です。
⚫︎ 創業精神を明確な理念として受け継いでいる
⚫︎ 経営陣が時代に合わせて理念を再解釈・発信している
⚫︎ 社員全員が理念を行動指針として共有している
[ 文化的価値の発信 ]
虎屋は単なる和菓子メーカーではなく、「日本文化の継承者」としての使命を持っています。和菓子を通して四季・美意識・礼節といった日本的価値を世界に伝えています。パリ店や「TORAYA TOKYO」などの発信拠点は、食を超えた文化交流の場として機能。和菓子を芸術や文化として昇華させることで、虎屋は“食のブランド”を超え、“文化ブランド”へと進化しています。
⚫︎ 和菓子を通じて日本文化の美と精神を発信している
⚫︎ 海外展開を通じて“日本の美意識”を世界に紹介している
⚫︎ ブランドを「文化体験」として位置づけている
[ 引用 ] 虎屋グループサイト|虎屋の五世紀(伝統と革新の経営)より

[ 創業 ] 1920年広島市 [ CORK ] 1920年東洋コルク工業株式会社設立

[ MX-30 ] 創業の原点のコルクを採用 [ SKYACTIV TECHNOLOGY ] ゼロからの革新
【 MAZDAブランド|挑み続けるルーツ 】
マツダは1920年創業、広島で誕生した日本を代表する自動車ブランドであり、100年以上にわたり独自の哲学を貫いてきた企業です。その成功の鍵は「挑戦」「信念」「共感」の3つにあります。マツダは創業以来、単に車を作るのではなく、「人とクルマの一体感」という感性価値を追求してきました。その思想は「人馬一体」というブランドスローガンに象徴され、エンジニアリングだけでなくデザインや企業姿勢にまで一貫しています。大量生産・大量消費を追わず、独自技術とクラフトマンシップにこだわる姿勢が、マツダの存在を特別なものにしています。
[ 挑戦の精神 ]
マツダの歴史は「不可能への挑戦」の連続です。戦後の焼け野原から再建を果たし、世界で唯一量産化に成功したロータリーエンジンを生み出しました。常識や既成概念に縛られず、自らの技術力と情熱を信じて新しい道を切り拓いてきた姿勢が、マツダというブランドの原動力です。その挑戦は単なる技術開発にとどまらず、「クルマの価値」を再定義する哲学的探求でもあります。
⚫︎ ロータリーエンジン開発など、独自技術への挑戦を続けてきた
⚫︎ 困難な時代でも“やらない理由よりやる理由”を貫く姿勢
⚫︎ 技術革新を通じてブランドの存在意義を高めてきた
[ 信念の貫徹 ]
マツダはどんな経営環境でも「人馬一体」という哲学を貫いてきました。単に速さや性能を競うのではなく、ドライバーとクルマの調和を重視する姿勢が他社との差別化を生み出しています。この信念は、デザイン、走行感覚、製造工程のすべてに通じており、細部にまで魂が宿るブランドへと昇華されています。短期的な利益よりも理念を優先する姿勢が、100年企業としての信頼を支えています。
⚫︎ 「人馬一体」という哲学を軸にした一貫したブランド思想
⚫︎ 全社員が理念に基づき“美学あるモノづくり”を実践
⚫︎ 利益よりも信念を優先し、長期的な信頼を築いている
[ 共感のブランド力 ]
マツダは顧客との「共感」を最も大切にするブランドです。単にモノを売るのではなく、「人生を豊かにするクルマ体験」を提供することを使命としています。SNSやオーナーイベントなどを通じてユーザーとの絆を深め、共創型のブランド文化を築いています。共感はファンを生み、ファンがブランドを支える——マツダはその理想を現実にしています。
⚫︎ 顧客との対話を重視し、共感を軸にブランドを育てている
⚫︎ モノではなく「体験」や「心のつながり」を提供している
⚫︎ ファンとの共創によりブランドコミュニティを形成している
[ 引用 ] マツダ企業サイト

【 SAINT JAMES|ブランドストーリー 】
1889年にフランス・ノルマンディー地方の港町サン・ジェームスで誕生した「SAINT JAMES(セントジェームス)」は、130年以上にわたり世界中で愛され続ける老舗マリンブランドです。その原点は、漁師や船乗りのために作られた実用的なウール製セーターにあります。厳しい海の環境でも体を守るための耐久性と保温性が求められ、その確かな品質がブランドの礎となりました。後に代表作「バスクシャツ(OUESSANT)」が登場し、実用服からファッションアイコンへと進化。伝統を守りながらも現代のライフスタイルに自然に溶け込む“普遍的な日常の美”を体現しています。
[ 普遍性のあるデザイン哲学 ]
セントジェームスの最大の特徴は、130年以上変わらない「普遍性の美」にあります。代表作であるバスクシャツをはじめ、デザインは極めてシンプル。しかしその中に、時代を超えて愛される機能美と調和があります。流行に左右されず、日常の中で“上質な普通”を提供することこそブランドの哲学です。これにより、若者から年配層まで世代を超えたファンを獲得しています。
⚫︎ シンプルで機能的な“タイムレスデザイン”を追求している
⚫︎ ファッション性よりも「生活に馴染む美しさ」を重視
⚫︎ 流行に流されず、世代を超えて共感される普遍的価値を維持
[ クラフトマンシップと品質重視 ]
セントジェームスは創業以来、フランス・ノルマンディーの自社工場で一貫生産を続けています。その徹底した品質管理と職人の技術が、耐久性と着心地の良さを支えています。素材には厳選されたコットンやウールを使用し、細部まで丁寧に縫製。大量生産では決して生まれない“温かみのある品質”こそがブランドの信頼を築いています。長く着られる服を作ること、それがセントジェームスの誇りです。
⚫︎ フランス国内での自社一貫生産を継続している
⚫︎ 熟練職人による高い技術と品質管理を徹底
⚫︎ “長く愛用できる服”という信頼をブランド価値に転化
[ 文化としてのブランド展開 ]
セントジェームスは、単なるファッションブランドではなく“文化の象徴”としての地位を築いています。フランスの海辺文化や職人気質、そしてシンプルなライフスタイルを世界へ発信。バスクシャツはフレンチシックの象徴として定着し、着る人の生き方や価値観までも表現する存在になりました。ブランドを“生活文化”として昇華させたことが、100年以上の継続を支えています。
⚫︎ “服”を超えてフレンチライフスタイルの象徴として機能
⚫︎ シンプルさの中に「生き方の美学」を感じさせるブランド
⚫︎ ファッションを文化体験へと昇華させる独自の発信力
[ 引用 ] セントジェームス公式サイトより

【 MOLESKINブランド 】
イタリア発のブランド「MOLESKINE(モレスキン)」は、19世紀後半から愛され続けてきた伝説的ノートブックの名を受け継ぎ、現代に蘇らせた“文化の継承ブランド”です。もともとはゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイなど、数々の芸術家や思想家に愛用された黒いノートブックにルーツを持ちます。1997年、イタリアの企業がこの伝統を再興し、モレスキンは単なる文具ではなく“創造の象徴”として世界に広がりました。
[ 文化と創造性の象徴 ]
モレスキンは、ゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイなど名だたる芸術家が愛したノートの系譜を継ぐブランドです。単なる文具ではなく、“創造の象徴”としての文化的価値を持ちます。その黒い表紙は、芸術家の感性や思想を受け止めてきた歴史の証。今日では、世界中のクリエイターにとって「アイデアを形にするための相棒」として機能しています。
⚫︎ 芸術家・思想家が愛用した“創造の象徴”としての存在
⚫︎ ノートを通じて人間の表現や思考を支えてきた歴史
⚫︎ 書く行為に“文化的意味”を与えるブランド哲学
[ ミニマルで機能的なデザイン ]
モレスキンのデザインは、極限まで無駄を削ぎ落とした機能美にあります。黒い表紙、ゴムバンド、丸角フォルムなど、変わらぬアイコンがブランドの統一感を生み出しています。シンプルだからこそ、使う人の個性が自由に反映される余白を持つ。それが長年愛される理由です。デザインそのものが「創造を引き立てる器」として完成されているのです。
⚫︎ 余白を活かしたミニマルデザインと普遍的フォルム
⚫︎ 機能性と審美性を両立した“使うための美”
⚫︎ シンプルさが利用者の創造性を引き出す構造
[ 時代に応じた進化 ]
モレスキンは伝統を守る一方で、常に時代の変化に合わせて進化しています。ノートだけでなく、バッグ、ペン、アプリなど、デジタルとアナログを融合した“創造のエコシステム”を展開。ブランドの核である「書く・考える・表現する」という体験を、現代的な形で広げています。これにより、クラシックでありながら常に新しい存在として世界中の支持を獲得しています。
⚫︎ アナログとデジタルを融合させた新たな価値提案
⚫︎ ノート以外の分野へ拡張しブランド体験を進化
⚫︎ 伝統を守りながら現代的創造環境に適応している
[ 引用 ] モレスキン公式サイトより

■ 永く続くブランド関するよくある質問
【 よくある質問① 】
Q :100年以上続くブランドの共通点は何ですか?
A :理念が明確に言語化され、企業全体に深く浸透しており、世代を超えて一貫してブランドの核心を守り続ける姿勢が見られます。
【 よくある質問② 】
Q :長寿ブランドが持つ柔軟性とは何ですか?
A :伝統を大切にしつつも時代やニーズの変化に応じて革新し続ける「守るべきもの」と「変えるべきもの」のバランスを取り、常に進化していく姿勢を指します。
【 よくある質問③ 】
Q :永続力を支える社内文化とは?
A : 成功する老舗ブランドには、成長意欲や学び続ける文化が定着しています。失敗も学びとし、社員一人ひとりがブランドを未来につなぐ存在として育てられます。
【 よくある質問④ 】
Q :なぜ消費者は100年以上続くブランドを支持するのですか?
A :長年にわたって一貫した品質と信頼を提供し続けることで、世代を超えて強い絆と共感を築き、ブランドに対する深いロイヤルティと安心感が生まれます。
【 よくある質問⑤ 】
Q :変わり続ける市場で長寿ブランドを目指すには?
A :「固定観念に囚われない発想で新たな挑戦を続ける」「ブランドの核となる理念を守りつつ革新する」「消費者との信頼関係を築き続ける」姿勢が長期成功の鍵です。

■ まとめ
老舗ブランドのブランド戦略は様々です。有名ブランドは知名度が高いから売れる。と言う人もいますが成長理由はそれだけではありません。それぞれのブランドにあったブランド戦略を考え抜き、地道な努力を続けているからこそ、競合に勝ち続けることができるのです。1年先も読めない経済の中、その予測をするのは容易ではありません。しかし、どんな状況下においても生き残るためには、他社にはない独自の戦略を立案し、着実に実績を重ねていくことのできる企業だけなのです。

株式会社チビコ
今田 佳司 (ブランディング・ディレクター)
ブランド戦略とコミュニケーションデザインを掛け合わせることで、企業や商品などのブランド価値の向上や競争力強化に貢献。数多くのブランディングを手がける。

【 ご質問、お打合せ希望など、お気軽にお問合わせください。】
– ブランド戦略からデザイン開発まで –
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