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河合寛次郎記念館@東山(京都)

住まい兼仕事場を訪ねて

日常的な暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に「用の美」を見出し、活用する民藝運動。その中心的人物が柳宗悦、濱田庄司そして陶工・河井寛次郎である。

建物のみならず、館内の家具や調度類もすべて寬次郎のデザイン、あるいは蒐集によるもので、それぞれが個性を発揮しつつも、不思議な統一感と世界観を生み出し、当時の暮らしや制作現場、空気までもが感じ取れるまさに異空間でした。

寛次郎が残した言葉「暮しが仕事、仕事が暮し」の意味を噛み締めつつ創作意欲が掻き立てられる貴重な時間を過ごすことができました。

【 河合寛次郎記念館 】

河合寛次郎記念館は、京都市東山区にある陶芸家・河合寛次郎の旧宅兼アトリエを改装した記念館です。河合寛次郎は、民芸運動の中心人物としても知られ、陶芸をはじめとする多様な工芸作品を手がけました。記念館では、彼の陶器や彫刻、書、詩などの作品が展示されており、寛次郎の独特な美意識や創作哲学を体感できます。また、当時のままの家屋や工房が残され、静かな雰囲気の中で彼の生活や創作活動に触れることができる場所です。日本の伝統工芸や民芸運動に関心のある人にとって、貴重な文化スポットとなっています。

・京都市東山区五条坂鐘鋳町569
・電話・FAX 075-561-3585
・京阪電車「清水五条」駅より徒歩10分
・10:00~17:00(入館受付 16:30まで)

[ 詳細 ] 河合寛次郎記念館公式サイト

【 河合寛次郎 】

河合寛次郎は、20世紀前半に活躍した日本の陶芸家で、民芸運動の中心人物の一人として知られています。1890年に島根県に生まれ、京都市立陶磁器試験場で陶芸を学び、独自の美意識を確立しました。彼の作品は、単なる器としての機能を超え、素朴で力強い造形美が特徴です。また、陶芸だけでなく、彫刻、詩、書など多彩な表現にも挑戦しました。河合は、日常生活に根ざした美を追求し、民芸の精神を広めることに貢献しました。その思想と作品は、京都にある河合寛次郎記念館で今も多くの人々に親しまれています。

[ 詳細 ] 河合寛次郎wikipediaサイト

株式会社チビコ今田佳司ブランディングディレクター

株式会社チビコ
今田 佳司 (ブランディング・ディレクター)
ブランド戦略とコミュニケーションデザインを掛け合わせることで、企業や商品などのブランド価値の向上や競争力強化に貢献。数多くのブランディングを手がける。

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