
[ ブランディングデザイン ]
ロゴデザインの変更は、企業の決意表明である
人気画像共有アプリのインスタグラム(フェイスブック傘下)は、これまでビンテージカメラ風だったモバイルアプリのアイコンのデザインを変更、 よりシンプルでカラフルなデザインに刷新した。ポラロイドカメラを思わせるこれまでのアイコンのデザインを変えたインスタグラムには、批判の声も相次いでいる。だが、すでに消費者の間に浸透した自社 ブランドのロゴをシンプルなものへと変更した企業は、同社以外にも多くあります。
ロゴデザイン変更の理由
インスタグラムのデザイン部門を率いるイアン・スパルターはデザイン変更の理由について、オンラインプラットフォーム「ミディアム(Medium)」の投稿の中で、次のように語っている。
● 従来のアイコンはユーザーのコミュニティーを反映したものではないような気がし始めていた。
● 自社サービスを利用する人たちの多様性をより適切に表現すること。
知らない間に変わっているロゴ
いつの間にか変わってる。今さらといえば今さら。ミニマルなフラットデザインがトレンドの中、Instagramのアプリだけが従来型のデザインでホームスクリーンの中で浮いていた。 今回のリニューアルは賛否両論あるが順当な流れでのデザイン変更なのではないでしょうか。ちなみに、Instagramの連携アプリ、レイアウトとブーメランも同様のスタイルのデザインにリニューアルされてます。
決意表明には明確さとデザインが重要
今回のインスタグラムのアイコン変更も大きな変更なのですが、インパクトという意味ではUberのロゴとアイコンの変更も大きかったのではないでしょうか。ロゴ、アイコン、マーク、シンボルなどのデザイン変更は本当に企業にとっては大きな勝負である。ひらがな表記にした銀行は親しみやすさを表明。富士重工は会社ではなく自社製品重視を表明。 ということなのでしょう。一方では任天堂のように、扱う製品の変化に伴い、デザインを変える場合もある。新しいロゴデザインとは、たとえ反発を買うことになっても進化に向けての自らの意思を示そうとする、企業の決意の現れなのです。

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