サイン計画

Sign Plan

サインにはさまざまな種類があります。街角の案内板や道路標識地図など。人々の移動や行動、まちの理解にかかわる情報を分かりやすく伝えることを目的に設置されています。しかし、昨今では無秩序にサインが乱立しがちで、まちの景観を阻害しています。そこで、情報伝達と共に、まちの良好な景観形成という視点からも配慮されたサインの設置が求められています。防災サインもサイン計画に含まれます。自治体では地震や津波への対策として避難計画を定め避難路を制定しています。指定された避難路や避難路に隣接する施設などに、海抜表示や避難方向、避難場所名称を記載したサインを設置することで避難に必要な情報を提供できるように計画が立てられます。たとえば、駅の中でのりばを探すために吊り下げられた表示を見たり、デパートでは案内図によって売り場を探したり、病院では診察科を探したり、学校では教室を探したり…。そんなときみなさんが目にする表示や案内図、実はそれらはすべて「サイン」なのです。店の前に出ている看板、施設などで見かける禁煙のマークやトイレを表す人の形の図記号もまた「サイン」です。車を運転するときには、信号機や標識、センターラインや横断歩道のしま模様、前を走る車のテールライトやウインカー、またスピードメーターやガソリンの残量計などを見ながら走っていると思います。これらも「サイン」の一種です。人々の行動のよりどころとなる情報を具体的なかたちで表したもの、それを「サイン(SIGN)」といいます。「サイン」は人々の生活に欠かせないとても身近なものですが、ただやみくもに表示すれば良いというものではありません。人々がよりスムーズに行動し、より快適に過ごし、より豊かに生活できるように、「サイン」をさまざまな角度から考えながら計画し設計することを「サインデザイン」といいます。そしてその計画や設計に携わる人を「サインデザイナー」と呼びます。「サインデザイン」の及ぶ範囲は、単に標識や看板などの表示面のデザインや、モノのかたちのデザインだけではありません。広告、パッケージ、ディスプレイ、インテリア、建築、景観デザインや街づくり、都市計画にいたるまで、人々の生活を取り巻くすべてのものごとに深くかかわる可能性を、「サインデザイン」は秘めています。